なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

Kencube SONAR #1 で束釣り(20190623)

2019年06月23日 21時45分30秒 | 実釣

Kencube SONAR #1 で束釣り(20190623)

九重FR、0735−1650、気温22度、晴れ。
休憩なし、ぶっ通しの9時間15分、体調不良と気力減退は自覚せず。
好きなことは時間を忘れる、とは正にこのこと。
釣れるからだろうけれど、エンドレスが全く苦にならない。

1)SH8.6ft#6、PVC#6スローインタミ(0.5ips)(Hardy4000DD)、ESB、フロロ1.5/0.6
2)SH8.6ft#6、PVC#4インタミ(1.0ips)(Hardy4000FWDD)、ESB、フロロ1.5/0.6
3)SH9.0ft#4、シルク#4インタミ(1.5ips)(Hardy4000DD)、ESB、フロロ1.5/0.6
4)SH12ft#4、シルク#4F(ROSS)、ナイロンテーパー9ft、フロロ0.6、マダニもどきフロート橙/緑
5)SH12ft#2/3、PVC#4F(バルクリール)、ESB、フロロ1.5、ストローインジケータ、フロロ0.6、切餅TMC2488H#12
6)SH10.6ft#1、CompetitionNimph-F(Hardy4000FWDD)、ナイロン1.5、天井糸0.8、フロロ0.6、切餅TMC2488H#12

今回のアタリ鈎は鹿革小TMC2312#16、終日通して良かった。
腹巻グリキンは朝夕は良かったが昼間はちょっとフックアップが鈍った。
先日巻いた「マダニもどきフロート橙/緑TMC2488H#16」は2−3匹テイクすると沈んでしまう。
釣り続けるにはフロータントが必須、ただ、大きさだけはジャストフィットだったらしい。
また橙>>緑なテイク、これは何故?

数釣りにはTMC2312#16程度がベストマッチだった。
ただ、終日釣る場合はロストも激しかったから、30本/日/管釣り は必要かも。

釣果は9時間15分で257匹と、五束には届かなかった。
残念。
入った場がポンド中央、ここはやや浅く、マスの回遊地点からは若干遠い。
でもまあ、これも運で実力のうち。

自宅は6時発(起床5時)でコンビニ寄って15分ロスト、着0659。
細々とした準備で更に30分ロスト、実釣開始は0735、終了は1650、閉園10分前。



グラフにまとめてみる。

ほぼ安定した釣果だったのがわかる。
これは意外で、6種のシステムを使った割に、その”くせ”が出ていないように見える。

内容について。
0735−0830:マダニもどきドライ橙とフォール鹿革小#16で時速40匹。
0830−1030:フォール鹿革小#16とインジケータ鹿革切餅TMC2488H#12で時速30匹に減速。
1030−1315:リトリーブを中心にドライとインジケータの構成が急ブレーキとなり、時間15匹とかなり減速。
1315−1445:フォール鹿革小#16に戻し、時速30匹に回復、これがkencubeのSONAR #1。
1445−1635:鹿革小#16の在庫切れを切餅やビーズヘッド鹿革TMC2312#12で代用し、時速25匹を維持(9時間で254匹、平均時速28匹)。
1635−1650:最後は一番好きな釣り方、PVC-DTインタミ#4を対岸まで投げてからのグリキン腰巻リトリーブで3匹追加(時速12匹)し終了。
こうしてみると、リトリーブのタイムロスが無視できないことがわかる。
アタらないドライ、見切られたインジケータも同様。
トータルな平均時速は28匹なので、もし五束を狙うなら常に時速50匹超が必須。
そのスピードに最も近かったのが、kencube SONAR #1の鹿革小#16フォール。
次がドライのアタリ鈎。
次々点がインジケータのアタリ鈎。
リトリーブは速度的には圧倒的に不利。

では、それぞれの欠点は?
・フォール:遠投すると見えない、狭い範囲の釣り、キャスティング要素が減る、などだが、何と言っても餌釣りに見える点がバツ。
・ドライ:浮き続けるアタリ鈎が必須で、フロータント処理の時間ロスが最大の難点。
・インジケータ:多くのマスが静止した鈎を見ているから、5匹前後での鈎交換が数釣りには必須、この作業を10時間続けるのはキツい。
・リトリーブ:遠投とリトリーブで時間ロス。

なら、それぞれの利点は?
・フォール:近距離で手返しが良く、単位時間あたりの匹数が最大になる。
・ドライ:サイトフィッシングでしかも水面、取り込み速度は最大になる。
・インジケータ:12ftロッドなら座イスで釣れるので、労力は最小になる。
・リトリーブ:広範囲を遠投して引張りるので、楽しさと充実感は最大だ。
なので、束釣りに最適なのは、
1)フォール、シンカー無しでも大丈夫
2)アタリドライ
3)忙しいインジケータ
の3種、リトリーブは「娯楽」としての数投に限れば、悪影響は軽く済む。

それから天気。
去年は午前が小雨交じりで午後に晴れた。
今日は朝からピーカン。
最大速度は雨天が絶対に有利。
晴れの予報なら束釣りは諦めた方が無難だ。

それから場所。
足元が回遊ポイントな高人気スポットに、10時間も居座るのだから迷惑にもなる。
出来るだけ狭い範囲の釣りを心掛けよう。
でも、開園30分前の到着は必須だ。

体調。
気温が上がらなかったこともあり、異変は感じなかった。
2018年7月22日のテラトコ、2016年8月29日の旭化成第一発電所の川走川。
熱中症経験はこの2回、特に去年7月のテラコトでの熱中症は、かなりこたえた。
暑い中でスペイを長く繰り返すと、本当に危険。
今回はトイレも一度も行かずに済んだ。
補水は午後2時から300mLほど。
糖分補給はカロリーメイトを1本。
梅雨明けまでは、これでOKそう。

気力。
これはまあ、束釣りに来ているわけだから、トガリまくって気力充実。
今年解禁当初の五ヶ瀬川下流域のようにサッパリなら心折れるだろうが、まず釣れるのが管釣り。
今日は最初の1時間で50匹超えなかった時点で五束は無理と思ったが、行けるところまで行ってみようと。
昼頃に極端にスピードが落ちた時、もうやめようかと思ったが、やはり、行くところまで行ってみようと。
午後2時過ぎからフォールで速度が回復し出すと、あと3時間と再度トガリまくってラストまで。
つまり、釣れなければ気力は維持できない、だから釣れ続くような工夫と用意は周到にしたい。

今回に限った反省点。
1)競技的な釣りの場合、シルクラインは避けるべき。
理由はガイドとの摩擦、PVCラインはスムースで、ここに時間ロスが生じて結果として1匹2匹の差が出てしまう。
2)長靴は必須。
理由は、釣れ続くとマスのランディングで足元がびしょびしょに濡れ、スニーカとズボンがマス汁まみれになる。
3)リトリーブシステムはシルクよりPVCラインがベスト。
理由は濡れてライン自重が増え、飛距離が減って水面インパクトだけが大きくなるから。
濡らして使うなら#4ロッドで#2シルクなど2番手落とした方が良いかも。
(逆に荒雄川のシルクDT#8はベストマッチだった)
4)フォームフライでもフロータントは必須。
これは前述通り、数匹でフームフライが沈み始め、釣りにならなくなった。

今回に限った発見。
1)フォールはシンカー無しでも十分に釣れる。
なしは中層まで、ありは底層が中心で、マスの回転が速いのは圧倒的にシンカーなしの中層。
底層は良型続きでタイムロスする。
2)インジケータはタイムロスがある。
ウキが馴染むまでの間と鈎交換の時間、それからインジケータでアタリを取る時間。
3)競技的な場面では軽量システムが無難
12ftのSHを2本使ったが、これがグラスとカーボンで、グラスは面白いけど重かった。
4)水を吸ったシルクDT#4はrivewpeak-DTインタミ#4よりipsが小さい?
丁度SAの加賀スペシャルWFインタミ#6(ips0.5)とrivewpeak-DTインタミ#4(ips1.0)の中間な印象。
すると競技的な場面で出番はなくなるか。
シルク1本でドライとウェットが両立出来るメリットはある、よりスローな釣りの場合に。
5)加賀スペシャルWFインタミ#6のランニングラインが太い。
遠投でこれが足枷になって、オーバーターンし易くなっている。
オールインタミ仕様なのだが、ランニング部はkencubeのEXシューティングラインに継ぐのがベスト。
ポンドでしか使わないので、EXシューティングラインは0.020インチのFloatで十分か。
6)kencubeのK.Bullet SONAR #1 10ft 6inchのキャスト。
今回のメインラインにSAのcompetition nymphのバンブー(F)を使った。
(餌釣りと言われたくない一心で)
キャストは大分川でよく使うアンダーハンド気味のリーダーキャスト、10m程度?
糸クセがなく軽かったので使いやすかった。
10m程度ならこれがベストかも。
また、管釣りでフォールの束狙いなら、このロッドはベストかも。
これがあったので、今回は束が釣れたように感じている。


来週も週末がやって来る、当たり前だが。
それも無役の週末、土曜夜だけ家族のお祝い。
さて、また束を狙うか、それとも釣れない五ヶ瀬下流域か。


雨なら束、晴れなら、、、後で考えよう。


追記)
riverpeakのレザーマテリアル、「時間100匹」が出ているらしい。
https://www.amazon.co.jp/river-peak-レザーフライ-脅威の爆釣フライ-20本セット/dp/B078K47MS8/ref=cm_cr_arp_d_product_sims?ie=UTF8
競技的な釣りだと、上には上がいらっしゃる。
その足下にも及ばず、もうトホホ、、、

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