やんごともなく

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今期最高の涙腺決壊!容赦なく襲いかかる絶望と迫り来るワルプルギスの夜とは如何に?

2015-11-16 08:48:50 | アニメ部



放送は2011/1~3だったそうだ。そして今は2015/11・・・
どれだけ遅いんだっ!と言うなかれ。ワラクシはそうゆう世間の外に生きている人だから。


天邪鬼だからそうゆうジャストムーブメントに乗るのは嫌いってのもあるし
もしかしたらそのまま突っ張って(←何に?)見ないままだった可能性もある。


でもここで巡り合えたのは幸運。


とにかく凄いお話でありました。


***


TVシリーズ12話を見た。


ミンキーモモやクリーミーマミに代表される魔法少女の王道はこの力で皆が幸せになれ~ってノリだ。
突然現れた特異で友好的な生物がドジっ子少女にその力を授けると言う展開。


序盤はややその道を辿る。


ただし魔法少女になるには契約が必要でありどんな願いを一つ叶える代わりに
手に入れた魔法の力を使い魔女と呼ばれる存在と戦わなければならない。


ここまではある様なない様なお話。


しかしここからが違う。全く違う。


魔法は全ての登場人物に絶望しか与えない。もちろん見ている我々にもだ。


ここでの魔法とは誰かを幸せにする代わりに誰かを呪うことでバランスがとれており、その宿命に抗えない少女は
やがて精神的に破滅してゆきついにゲシュタルト崩壊する事で凶悪な魔女となってしまう。


つまり今まで撃退してきた魔女とはかつての魔法少女の成れの果てなのだ!


さてここで疑問があろう。


なぜ地球外生物のきゅうべぇが少女と契約して一見無意味なループをする魔法少女にするのかと?

徐々にその不気味さが際立ってゆく


彼らは彼らの宇宙の延命という壮大な計画に基づいて行動しておりそれにはとあるパワーが必要らしい。
それを効率よく手に入れるのは魔法少女が魔女に反転換する際に発生するパワーが一番だと結論している。


彼らは人類有史以前から地球に干渉しており未だに積極的にスカウトして少女達を魔法少女(魔女候補)にしているのである。
おぉこれは大師匠の言った地球外生命体干渉論に通じるものが・・・余談でしたね。


ただ契約の際にやや説明不足であったりそもそもきゅうべぇ種族自体が感情を持ち合わせていない為
人の心の機微には無関心でありそこでそれぞれに軋轢や衝突が生じている。


って大体の設定をクドクド書いたがとにかくストーリーは凄かった。
基本的には少女達の成長物語なんだけど成長途中に死亡による退場し過ぎであります。


そしてこれは主役と思われていた鹿目まどかの話ではなく暁美ほむらの話なんだ!
ほむらの特異な能力が何度でも何度でも彼女を絶望に導いてゆく・・・

これは暁美ほむら絶望の物語


たった一つの願いの為に無限ループを厭わない強さを持ちながらも本当は弱さを持つほむら・・・



いやー泣いた泣いたwww


45チャイこんなに泣いて良いのかなってくらいネ。


苦しいくらい切なく凄い話でありました


なるほどいまだに高評価が波の様に打ち寄せる意味がわかり過ぎます
ただラストには少し考察すべきなぜどうして?の余地も多く逆にその隙間がこのループの出口にもなりそうな雰囲気・・・


このあと劇場版前後編を見るつもり。どうも総集編らしいのだがその先に新編があるらしい。

実は一番バランスがまともな佐倉杏子


内容も展開も知らないけれどできるならあの絶望のループからほむらが抜け出して欲しいと願う。
さてそれに私もささやかな希望をのせて彼女達を見たいと思います。ガンガレほむらっ!

希望に進む鍵はやはり鹿目まどかか?


とりあえず最大級必見☆☆☆☆☆ですぞ!
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