寝ても起きても泣いても笑ってもこれが本年最終戦。
いざ尋常に勝負!
さぁやったるで
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カワハギ釣りは好きな釣り。
かなりテクニカルで嵌る要素があるし、ちょっとの工夫で釣果がガラリと変わることも多々でアングラー探究心をソソられるのだ。
特にバスフィッシングをルーツに持つ人は嵌り易い。あれ言うてダウンショット(3本針だが)ですからその感覚は理解出来るのであります。
私もその1人でかつ色々思いついたアイデアを即時投入してみるのだが・・・余りそこは効果はない模様。まぁいい。
それでも釣って面白くて美味しいこの魚もそろそろ卒業せねばと思う。
いや勿論カワハギ釣りの極意が解った訳じゃないけど冬期はこればっかりになるからとりあえずね。
そんな終焉への心境移行が前提なのだが先週たったの4枚と圧倒的大敗を期しただけ今回にかける思いは強い。
ちな卒検条件はとにもかくにもつ抜け。サイズは問わん。
ではスタート。
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今回も同じく一俊丸さんにお世話になりました。だがその決意は空回りなのか先週よりお客さんが半減。え?釣れてないのかな?
両舷で8名と少々寂しいがそれでも広くパーソナルスペースを使えるのは僥倖。
いい船宿です
左舷トモに陣を張る
暗雲ですがね
先週の教訓を得て左舷をチョイス。北風が吹くので船首が岸側を向き左舷は温かい。
低温に弱いワラクシの手には深刻な問題。釣れるかどうかは別。
そんな感じでスタートしたのだが朝イチからポツポツ本命であるカワハギさんが顔を出す。
逆にあれだけ悩まされたフグのバイトが一切ない。これどうゆう現象なんだろうか?
なのでバイトがあれば高確率でカワハギであり掛けられ上げてくれば必然的に数が伸びてゆく。
ヤバ今日卒業行けんじゃね?
サイズも悪くない
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閑話休題
前日に買ったコレ。
根掛かりに効く?
画期的アイデアとすぐさま飛びついたが実践では難アリ。
とりあえずオモリがスタックすると結構すぐ離してしまうのでオモリの損失が早い。
安い小田原型を使っていて損失額はそうでもないけど手持ちの数がそんなにあるわけない。
20号25号30号とそれぞれ幾つかずつ海洋投棄してしまってやるせない。
あおれば多分外れるのに・・・
そんな訳で今後不採用に決定。形状記憶ハリガネの更なる強度アップに期待します。
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仕掛けや針、そしてエサの心配はともかくオモリの残数で悩むのはどうかと反省。大事にせんとアカン。
そんな事もありつつだが数はゆっくり前進してあっという間に先週の4匹を越え倍の8匹に。
集合してきた
メッチャ面白い
うーんこの釣りの醍醐味ってか如何にバイトを出し掛けるか?ってトコを実践出来てる感が凄い。
着底ゼロテンションからのタタキとその間、聞き合わせなどPEラインを通してまるで見える様。
とにかくフグが邪魔せんのでワンバイトも逃さない高い集中力が維持出来る。
釣れたという答えが今までの疑問や謎を解いてゆく。ホホウ成程そうなのか。
スタートして2時間。9時過ぎにはつ抜け完遂。釣れるときはそんなもん。イイネ。
ごちゃごちゃ渋滞中
だがつ抜けして気が抜けたのかここからパタリと釣れなくなる。
潮が緩んできてフグやその他のエサ取りさんが活発になってきてカワハギが遠のく。
打率8割9割でカワハギだったのに既に1割レベルに落ちいつもの混沌海になり下る。
晴れた
ヘリが編隊飛行してる
フグフグフグフグたまに赤魚。
激オコ
周りも似たり寄ったりだがそれでもカワハギを釣る人はいる。誰かが釣る毎に船長がアナウンスして皆のモチベーションを保つ。
「顔を出した」「いいサイズ」等々ちゃんと色々見てる。両舷最後尾だってバックミラーでね。
プロだなアンタ!
ポイントに浮かべば仕事終わりと後は携帯をひたすら見てるような船長もたまにいるがこうゆう船長はいいよね。
そのイイ感じは船宿にも伝わり他のスタッフ(大抵は家族ですけど)も良かったりする。
大昔は船長が超偉くて不愛想でお客は釣りさせてやってんだ!くらいのだったけど今じゃ船宿もサービス業。
そんな事すればお客さんは簡単に離れるし悪い噂は速攻で共有されるから新規も来なくなり最悪廃業にまでなる。
特にご新規さんには最初の一歩はビビるものであり、その敷居を低くしてあげれば逆に他の船に浮気せんのになぁと思うぞ。
ソフトな囲い込みやね。だからと言う訳ではないけど幾つものカワハギ船を知る私も先週と同じ一俊丸を選んだのであります。
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気が付くと風が止み牧歌的な凪の海。潮は澄みキラキラと美しいが残念ながら釣れる雰囲気がない。
11匹目から既に3~4時間経過したが本命追加はなく外道さんと遊ぶだけ。
つ抜けして満足した訳じゃないけど確かに集中力は途切れた。暖かくて眠いし。
その間も遊びでソリッドブランクロッドを出してみたけど曲がりは極めて面白いがやはり感度が足りないかと。
向うアワセで乗る時間ならともかく前アタリから積極的に掛けなきゃいけないシチュでは役不足。
でも理想のカーブ論は見える。そうゆう能力があれば挑戦してみたい(ないけど)
そして潮止まりから少しだけ海が動きだしてきたのが終了間近の2時前。
あぁなるほど今日釣り人が少ないのはそうゆうタイドグラフを見てきたのかもしれませんね。
干潮中だるみが多い日はそりゃ嫌だもんね。
私は潮より自分の予定優先なのでとりあえず乗るけどかの元師匠はそうゆうのちゃんと気にしていたなと今更。
大潮大好きだったしちゃんと結果も出してたもの。今後は意識して真似してみようぞ。
んで動きだした潮のおかげか少しづつバイトが出てきた。
勿論まだ外道も多いのだがカワハギも顔を出すようになり終了30分前で3匹追加して本日無事終了。
あーせっかくなので後少しやりたかった。でもこの余韻こそが次へつながる思いなんでしょうね。
次はないけど。
そんな訳で卒検条件無事クリア!カワハギのMAXサイズ30cmにはとても届かなかったけどそれでもいいのだ。
卒業と言っても一切禁止じゃないしまたいつかやるだろうからMAXチャレンジその時までお預けって事で。
いやー長い様で短いカワハギ道でしたがとりあえずここまでにして、また新たなターゲットを模索したいと思います。
それではさよならおちょぼ口のファイターよ!
14匹でした
生きる卒業証書?
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ヲマケ
帰宅するとスミレ嬢がまるで忍者の如く忍びより更に分身の術の如く私の周りを走り回る。ハイテンションやな。
※こうゆうの動画で撮りたいのだが撮影させてくれる隙がないほど猫圧が強い
おっちゃん!魚持ってるんやろ?早よ出せぇや!
と何故か関西弁でニャーニャー?とまくし立てる。いやこれは脳内変換か。
早速数匹捌いてあげると彼女大歓喜!ウミャーウミャーと3匹あっという間に平らげました。凄い。
「もっとないの?」とプレッシャーをかけられましたが「スミレ嬢よ、これは人間用だよ?」と説得すると渋々納得。
しかしこんな風に喜んでくれるのは猫様だけだ。
※ツヨシ君♂は生魚ガン無視
「あーなにこの魚?カワハギ?まあまあ旨いじゃん」程度の
人類の反応にワラクシがっくりだ。
だから今後はこうする。
一つ釣ってはスミレ嬢の為!
二つ釣ってもスミレ嬢の為!
三つ~(以下省略)