とにかく前日は恐ろしい程暑くて、そしてマラソン当日も日中32℃と北の果てなのに亜熱帯の予想でした。
そんな激熱予報に皆戦々恐々としてましたがいざ当日を向かえると案外涼しいかも?と朝フェイクに油断してしまったw
ウルトラマンの朝も激早だ
オサーンに無駄な後光射す
それでもワラクシは騙されないぞと今回持ってきた衣装パターン?の中で最も薄い組み合わせをチョイス。
下半身にはランニングタイツだが上はTシャツとしました。グローブもNO。
そしてキャップの後ろにはバンダナをつけ首筋の焼き付け防止に。
そんなこんなでこんな北の果てにお集りになったアホウ3000人が朝5時スタートしました!
もう始まっちゃったので嫌でもやるしかありません・・・
アホウ大集結(ワラクシ除く)
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0~10km 1:00
スタートしてしばらくは大集団ですがやがてバラけてくる。
ペースは皆と同調しちゃってるので良くわからないが予定キッチリで通過した。
10~20km 0:58
緊張していた身体もさすがにほぐれてくる。日はとうに昇り熱波が肌に刺さり始める。
当然だがまだまだヤル気が漲っており(嘘)調子イイかも?なんて幻覚症状もあるw
20~30km 0:59
長いマラソンでは良きペースランナーに出会える事はありがたい。つかず離れずでペースを維持。
だがやや走りに陰りが出てきた。身体が傾いてきた(調子の下がるサインや)
30~40km 1:06
まだまだ前半だが実はもうヘタれてきた。人間の身体は水(血液?)冷かつ空冷だが既にオーバーヒート寸前であり
ほぼ全てのエイドで首に水を掛けたのだがそのおかげで左のヘッドフォンが死んだw
40~50km 1:14
フルマラソンの距離でもまだ半分にも満たないが既に身体はイエローサインで気持ちも折れてきた。
正直これぐらいの距離で死んだらウルトラ完走は無理だが既に自分騙し騙し走法になっている。
フル通過は4:15くらいだったかと
50~60km 1:31
珍しく内腿が攣って危うい状態に陥るのだがこまめなストレッチで緊張をピークにさせないこれまた騙し走法を慣行する。
エイドでの逗留が長くなり生涯で一番梅干しを食べた。皮膚を舐めると塩辛いほど塩分の流失が止まらない。
一度座ったら動けん
60~70km 1:28
ここだったか?魔女の森なる長い木陰で少し頑張ったのがのちのち効いてくるとは思わなんだが
なんとか崩れず走れた(今見るとラップはそうでもないけど)ヘッドフォンが乾燥したのか直ってテンション上がる。
70~80km 1:36
今回一番の正念場。もう完全に脚は死んだし心も折れた。ただただ下を向いて前進する事のみを考える棒人間に。
風景も心に余裕が1ミリもないので何一つ見えてない。誰か代わってくれ。
その凄まじい引力にゴクリ・・・
80~90km 1:24
最もサロマで憎むべき場所?であるワッカなんとか園であり余りにも長すぎる直線に圧倒的憤怒。
その怒りのパワーを蒸気に変えて・・・ってワラクシは何者なのだ?何も考えずポンコツロボはただ走る。
本当に遠くて嫌ですココ
しかしここまできたならやるしかない
90~100km 1:29
やがて地獄のワッカを抜ければもうゴールは間近なのだが残り2km表示を見落として結構頭はパニック。
何故なら制限時間13時間で既に12時間後半なのだ!だが何とか間に合った。
つつつついに!あと1つ
やっと着いたよ~(感涙)
ゴール 12:47:03(自分時計)
この時間のゴールは大渋滞でしたがね
そんな訳で全く無事じゃないけど一応時間内完走は出来ました。
自身の腕時計では10分余りがあるが実は公式はそうじゃない(スタート順の問題でだ)
結構気が気じゃなかったが残りたった数分とかなーり痺れる展開だったのであります。
もしもだが各エイドでそれぞれ1分づつでも多く粘っていたら・・・多分アウトだったかと。
本当はそんなギリレベルでウルトラとは走るべきではないけれど今回は色々危うかったのは反省材料。
そして練習不足は否めないがしかしそれよりも加齢による走力低下もかなりあるんじゃないかと思う。
だってフラットで超楽と言われるサロマでこれだよ?他じゃ通用しないのが目に見えてる・・・
※ウルトラの世界記録が出るくらいの大会なのだ
でもそれがあってもなくてもいつも通りの言葉を最後に放つよ。
ウルトラなんて二度とやらねぇ
※自分よ忘れることなかれ
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追伸
朝早くから多くのアホウ共の面倒を見て下さったオフィシャルやエイドのスタッフに最大限の感謝を!
ありがとうございました。あなたたちのお陰で何とか走り切る事が出来ました。
して貰ってばかりで何もお返しは出来ませんがここで改めて感謝の意を書いてみました。
本当にありがとう!素晴らしい北のラン(乱)でした!
私は今は10kmでお腹いっぱいだw