一年の計は元旦にありと人は嘯くがそれでも括るのならここが一番妥当なのは否定出来ない。
なれば釣り人にも「釣り納め」があり、年が明ければ「釣り始め」もある。
どちらも単なる一回の釣行なのだが何かしら力が入るし当然いつもより良いものにしたいのは本当本音だ。
だが・・・
何故こうなった?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/b_body_deject.gif)
ザセツキンシ
その不吉な顛末を今年のやんごと書き納めにしてみようと思う(つまりいつも通りやんけ)
※多分あと一回あります
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先週のイナダでそこはかとない無常を感じたワラクシ。
釣れなくては話にならんが釣れても面白くなくどうしたら良いのか自問自答する日々(嘘)
ならばと期待値が余り高くない案件で結果を出せばそれなりの満足度が得られるのでは?と。
そうゆうアイデアを束ねて脳内勘ピューターにお伺いを立て出た答えがコレ。
降り立ったのはいつもの平塚庄三郎丸。なんだかんだで年間世話になってる。お馴染みのネコ船長は今朝もご健在。
して釣りモノはこの時期スタートしたばかりの「ホウボウ」だ。
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6時でも真っ暗
昨シーズンから2度程行ったが確かエサで2本4本等々で納得とは程遠いリザルト。
聞けば去年はハズレ年だった様だが今年はアタリとの噂があり良い人だと20本届くとか届かないとか。
まぁそこまでは釣れなくて良いがつ抜け(10本)を目標にして、かつ今回は初めてルアーで挑んでみようと思う。
しかもホウボウジギングのコツも何も知らないけど何とかしてやろうではないかと
ジグ以外にもオリジナル面白アイデアを仕込んである。コレが結構楽しみ。
だが意気揚々と乗船しいざ準備をしているとマイバッカンに前日入れた筈の
アレがない。それはまさかのフックケース忘れ。
いや、正確に書けばフックケースや色々
新アイデアが入った中型ケースそのものをマルっと忘れたのだw
・・・えっ?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/b_face2_shock_s.gif)
マヂデ?
今更どうする事も出来ないがバッカンの底を確認すると何とかジグケースに幾つかの錆びたフックがあり一応出来なくもない。
だがこの時点で新アイデアは霧散し終日ジグだけを振る事が決定した。うむむむむ自己責任故止むを得ないが・・・ワラクシバカですか。
そして次の誤算はホウボウ船に誰も乗って来なかった事だ。
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誰もおらん
いや正確にはエサ師が3名いるのだが2名はオオトモ(一番最後尾角)でミヨシのワラクシからは見えないトコ。
まぁそれでも前よりに1名エサ師がいるのだがつまりはルアーマンは私だけ。
フック類を借りる借りないはともかく、誰かの釣り方等々見たかったのは本音。これにて自我流だけに決定。
エサもそれなりだがルアーの方がテクニックの差がモロに出る。シャクれば良いんでしょ?とは思うがそれだけでは埋まらない可能性は否めない。
そんな訳で出船前に既に2つもケチが付いてしまったのだ。さぁこのビハインドを挽回出来るのでしょうか?
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さぁ夜明け戦闘開始
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/4f/bc3098f3537baddd520e7e1cae912a64.jpg)
本人出番はコレだけ
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水深は20m前後。ボトムはおそらく砂地。潮はソコソコ動いている。
とりあえず経験値ゼロですがジグのファーストチョイスはまさかのコットンコーデルの骨董品から。
ホウボウジギングでは何となく幅広のジグが良い的な雰囲気がありますがこの子が手持ちで最も扁平だったから。それだけ。
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渋い渋すぎるファーストチョイス
恐らく20年前に購入してから1度も使った事ないがまさかここで出番が回ってくるとは夢にもw
それにシングルフックをフロントにつける。んで出発前に船長に貰ったサビキ針みたいなのをその30cm上に枝針として装着。
いわく「それ効くよ」との事。
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バケがピョコピョコするのが良いらしい
んで適当に投げてボトムをとって巻いてくる。余りボトムから離さない。引きずるのではなくペコペコと跳ね動く様なイメージで。
誰かに教わった訳ではなくなんとなく想像でのメソッドだ。
すると開始早々ワンバイト。だがフックアウト。
「口の堅い魚だからフッキングは強めにネ」とマイク放送され汗顔の至り。なるほどでもホウボウの口が硬い、堅い、固いはどれだろうか?
でもあの骨董品ルアーでバイトを取れた。適当チョイスもメソッドもあながち間違いじゃないかも。
するとほどなくしてもうワンバイト。これは無事キャッチ。おぉゼロは回避出来て良かった。
だがそんなゼロの壁なぞエサ師には何処にもありんせん。奥では既に5~6本サクサク釣れてるらしい。
んで私の2本目はそのサビキトレーラーにて釣れた。なーるこうやって有効なのだな。
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この子は2本目
だがしかしここで朝の時合は終了。うしろのエサ師も1本で奥は結構たくさんとの事。
アタリが止まったとこで船長は船を西へ東へ動かしまわる。水深も12mくらいから20数mまで行ったり来たりで
何とかアタリを出そうと努力してくれる。こうゆう姿勢は庄三郎丸の良いところ。だからお客もつくのだろう。
エサ師はそれに応える様に行った先で1本2本追加するのだが唯一のルアーマンであるワラクシにバイトがない。
基本的にエサは真下に落とし、ボトムでヒョコヒョコと動かす釣り。
これを点とするなら投げれるルアーは線だ。エンカウントする確率は私の方が上だと思うのだがこれが全く喰わない。
ミヨシに立って全方向投げれる私が不利な訳ないのだが普通にエサ師に負けている現実。
正直この釣りのキモは理解していない。まだまだ全く1ミリも。
それでも2本獲れたしそれに準じてればチャンスは来ると信じているのだが本当にバイトがない。
そしてこの日は前日からのウネリが高く念のために飲んだ酔い止めが睡眠薬の如く思考を蝕む。睡魔の肩たたきBボタン連打。
かつ上記の様に数時間単位でバイトもなければやがて崩れゆく集中力である
それでも唯一無二ルアーマン。手を止める訳にはいかずやり続けましたがついぞ4バイト目は来ませんでした。
※多分6時間近くノーバイトだったかと・・・
まぁここまでなら個人的には良くある釣れない話。先日のシーバスも同様。ある意味ザラ中のザラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/16/a1f094a9903a4f8b1ff267cc4b9be592.jpg)
借りものの精鋭ジグを動員しても駄目だった
だが良くない話はエサ師がコンスタントに釣っていて数えたら19本なんだと。2対19マヂか。
しかも私のうしろで釣っていたおっちゃんで序盤は苦しんだものの捲りが凄くて唖然。
エサとは言え見える範囲でそこまで差がつくとさすがにメンタル壊れるw
この結末がルアーをそもそも喰わなかった日なのかそのルアーチョイス(シェイプ、カラー、フック等々)や
メソッドのせいか?はたまた別の要因かは解らない。
これがルアーマンが複数名いてそれぞれ結果が違えばその理由に詰め寄れるのかもしれないが
何度も書く様に単騎でのトライだったので反省点が曖昧なまま終わってしまったでそれが超残念。
一応ジグは途中替えてますが何が正解だかは全くもって暗中模索のまま。
でも色々ケチが付いた釣行だったが途中イージーにエサに転向せずルアーをやり切ったのはある意味収穫だったかと。
そしてもし最初っからエサをチョイスしあれよあれよで10本釣れちゃったらホウボウストップ安と上から語ったに違いない。
結局私が釣りに求めるのはその難易度の按配なんだろう。
ストップ安なんて失礼な言葉が出てくるのは舐めている証拠かと。だから今回はコレで良い寧ろ良い。
この果てしない敗北感は次につながるものなのでこれで尻尾を巻かず次もルアーで挑みたいと思います。
んで隠したままの新アイデアもルアーに準ずるモノであり次こそはソレで仕留めてみたいと決意するものであります。
※こうゆう自分脳内派生の新技で仕留められたら満足度がゼムゼム違うんだけどな
そんな訳で締めくくりは大ハズしで終わりましたが新年早々にはリベンジ戦に挑みます!
さぁ湘南に来たれチャレンジャー!