親愛なるヨヨケン様へ

ブログで１～２回書いた事があるが、広島にヨヨケン（敬称省略スマソ）
という面白いおやっさんがいる。


年齢は５０歳くらいで私より少し上なのだがまぁとにかくバイタリティの
塊みたいなオヤジだ。


「飲む打つ買う」がパンツ一丁で街を歩いているような彼のブログには
超多くのファンがいて（未確認）毎回更新を楽しみにしている。


特に初期のギャンブル日記（ＨＰ形式だが）はもう秀逸過ぎな読み物。
私のブログもオチの用意の仕方などモロ影響を受けています。


そんなヨヨケンも訳あって会社を辞めてアウトローになってからギャンブルネタは
さすがに減ったがそれでも次から次へとお金を掴むアイデアを捻出しあちこち
転がりまわり苦闘するネタでさえも皆ワクテカで待ち続けている。


文章力もさることながらいつの間にか彼の人柄に惚れてしまったのだ。
求職のオジサン奮闘記


本当の事を言えば一度も会った事もなければメール一通したことない方ですが
そんな彼の文章にどれほどの勇気や元気を貰った事か？


これこそ新しいペンの力！そして強いコミュニケーションの見えざる絆。


***


実は数年前に彼は癌を患いかなり大がかりなオペをしそれは無事成功した。
正に華麗なる復活を遂げて私達ファンを安堵させてくれたのだがこの数か月に
それが転移再発。しかもかなり悪い状態らしい。


それでも病室では相変わらずの様子でアッケラカンと更新してくれていたのだが
１１月半ばにして更新停止・・・


暫く皆様子を見守って沈黙していたが心配に耐えきれなくなった誰かが
コメントを付け始めたらそしたらそれに呼応したファンが次々と「頑張れ！」
「大丈夫ッス！」など書き込みが続いている。


そんな皆の気持ちが届いたのかヨヨケンの姪って方が現状を報告してくれたが
本人は余り、いや非常に良くないらしい。意識の混濁があり会話も危うい。


最新の報告ではもって一カ月・・・


超低空飛行な生存確率２％が私達を絶望させるがそれでも確率論なぞ無視して
いつだって生きてきたではないか！引き強をこの辺で見せて下さいよ！


でも心配してません。なぜなら間違いなく再度の大復活をしてくれるはずだから。


そしてまた彼自身の手で書かれた魔法の様な面白話を読みたいと心から願います。
そうですよね？絶対お願いしますカープの神様！


***


言葉が悪いが誤解を恐れず書いてみる。あくまで仮定話としてだが。


こうやって親愛なる誰かが死に向かって止まらない坂道を転がって行くのを目の当たり
にするのは初めてだ。突然の事故とは違うジワジワと覚悟を迫られるこの嫌な感覚。


冷や汗が出てやたらと喉が渇く。


持論だが死せる事はある意味幸せだと思っていた。今でもそう思うのだがやはり誰かの
死を見るのは辛い。私のライフを吸収してでも生きて欲しいと願う。本音だ。


例えば自分の子供だったりしたら・・・親は気が狂う程の苦悩を避けられないだろう。


私は今、死の観念に対するターニングポイントに立たされているのかもしれない。