この世のバランスは需要と供給で成り立っている。
それは人間界だけに限らず自然界も同様。何でも増えすぎれば淘汰されてゆくのが理。
更に言えば経済(お金全般)もそうだ。
多くが欲すればその価値は上昇するが過剰に供給されるとあっと言う間に下落する。
さてようやく書けた。でも疲労からくる震えが止まりません
そしてサボり癖は・・・マヂ恐ろしいねwww
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翌日に行く釣りの場所どころか対象魚すら決まっていない夜。
ありえない!と思われるでしょうがえぇ実際ありえません
一応最終選考二択まで絞られていたのだが最後の決定ファクターである
海上波風の情報が足りなかったのでありんす。
冬は基本的に(釣りにとって)厳しい季節なので、とりあえずなんとかなる夏とは違い外すと
なんともならないので直前まで大本営は動かず・・・いや大師匠は酒場に居たみたいですが。
そんな訳でようやく決まって動き出したのは25時手前。
さてこの判断が吉とでるか凶とでるか?
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寒ぃぃぃぃぃ!!!
前日までの暖かさを寒気が吹き飛ばした朝。私達子弟コンビは磯子区根岸の鴨下丸に乗り
鼻水を垂らしながら一路久里浜沖を目指していた。
勘だけで到着
予報では6mの風だったが実際はどうみても10m級の強風。そしてウネリが凄げぇ!
湖で白波が立つとウサギが飛ぶと表現するが本日の東京湾ではシロクマが飛びまくっております。
左舷ミヨシに陣取る我らに多分あったと思われる乏しい戦意は既にエンプティランプ点灯。
そして船酔い薬を飲み忘れたワラクシの胃もデインジャーランプ点滅。ウプ
ちなみに鴨下丸は予約ナシ可で朝集合→GO!タイプの船宿。
だから24時まで迷えるのだ。そして到着順に好きな座席札を取って
お店が開くのを待つのであります。
左翼前方を狙う
ハイこの通り
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30分程走ってポイント到着。やや遠くに久里浜火力発電所が見えるその沖合。
水深は60m前後。根掛かりがないのでおそらくは砂底(泥底)
もう凍死寸前
どうにもこうにも帰りたい
船長が魚探を見ながらハイドーゾの合図で釣りスタート!
説明してなかったが100g程度のメタルジグを使ったジギング。
対象魚は・・・まだ言わないwww
ちなこの手の釣りは殆どした事がないワラクシ。使うタックルもシイラ用の
キャスティングロッド(BYケンクラ)の流用でリールもいつものショアのを
ラインもそのままでありのままで。
久しぶりね黄色ロッド
さてこれで戦うのだ
凄いカラーねそれ
リーダーは40lbを電車結び(ダブルラインもナシ)でと今どきの
最新ジギング事情をあざ笑う如しのオールドスタイル?!
他のアングラーのタックルが洗練されてて非常に眩しいwww
「ここ(腕)だよ!ここ!」と叩く腕っぷしも気概もない
チキンアングラーなのであります。
ちなみに大師匠のタックルもなかなかのオールディズだが
ラインシステムは完璧でかつ肝心な腕もありんす。
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意識の底の方に残っていた戦意を掻き集めてジギング開始。
ミヨシはルアーマンの晴舞台
ボトムまで落としてそこからジャークしながら中盤まで巻いてきて再びフォールさせる。
ひたすらその繰り返し。その巻くリズムやスピードが個性であり腕の見せ所でもある。
そして個々で選んだ色とりどりのジグのチョイスも重要なのです。
まぁ言うまでもないがワラクシの経験値なる引き出しには何もなくてwww
パッケージから出したままの姿で使うだけ。一工夫や洒落たアシストフックもない素人仕様。
しかし10年前に買ったラフェスタが大師匠に先んじてこの日の最初の仕事をする。
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落して→巻いて→巻いて→落してとループするアクションのなかで突然そいつは来た。
軽快にシャクっていたロッドにズドン!と重量が加わり
いきなり(ラフ)ファイトスタートwww
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
これがなかなか上がってこないのだが、どうも重いだけでファイトがマッタリなのである。
そう、まるで底にへばりつく様な・・・
お前かよ!
と顔を見せたのは巨大なエイ君!
もう超デンジャーな毒尻尾を振りかざして上がってきたwww
君の正式名称は知らないがとにもかくにもエイ初めて釣った!
もしかしたら本日ゼロで終わる可能性もあったので一応魚?に触れて嬉しい
※直接触っては絶対駄目です!
これで身体が暖まったワラクシはリズム良くジギングをしてゆくのだが
どうやらそのリズムがエイとシンクロしているらしく
周りを差し置いて次々とまた違う種類のエイを捕獲してゆく。
あ、魚じゃねぇ!と引きで分かってしまう
エイエイオ・・・
これがホントのエイリアン
アンチエイジング!エイドリアン!と勝手に名前をつけてみたが
どうやら本日は○○○船(対象魚名)ではなくてエイ船に間違って乗船したみたいだ。
一方ミヨシで大師匠は鼻水を風に吹かれながら沈黙を守っている。
!
その師匠にビックバイト!
フォール
喰った!!
ドラグがジュイーンと滑ってゆくのでこれは魚に違いない!さぁいよいよ本命の登場か!
オラオラオラオラ~とファイトして上がってきたのは!!!
無事ランディング!
上がってきたのは~
丸々太った大サワラ~!!
船中本命一番乗りで超ドヤ顔中www
でも魚を見れたことにより俄然皆のジギングに力が入る。
そしたらポツリポツリと釣れ始めたのであります。
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操船の基本は風に船首を向ける事なのだがとにもかくにも強風&大ウネリの沖合。
ひと流しするのも非常に難しい。
ジグが垂直に落ちるのは操船次第で油断すると隣りと絡まってしまう。重さも各自バラバラ
なのでそれもある。でもそうゆうのはお互い様なので喧嘩はしないからご安心を。
でも細いラインにジィーっと注目していると酔いそうwww
ただまだポツポツとしか釣れない。
1本1本1バイト1バイトが非常に貴重だ。
この時点ではまだ。
諦めたら終わりだよ
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フイに船の傍で小僧イルカがジャンプした!2度3度と飛ぶ。
あーっ!と皆から溜息が出る。
だがそれは決して歓喜感嘆の声ではなくどちらかと言うと嘆きの部類。
その意味はイルカとは愛らしい顔とは裏腹に案外凶暴なモノで捕食の為に
魚を追いかけまわすのでその海域からは魚達が逃げてしまうのであります。
ところが今回はラッキーのシンボルだったのか?
そのイルカウォッチ後に徐々に船中が騒がしくなってきた!
つまりイルカが追いかけまわしていた魚が逆にここに入ってきた?!
頻繁にジグにバイトがありダブルヒット!トリプル!と網を持った船長が
デッキを走り回っている!
エイ専だったワラクシも本命サワラをようやくゲトしてご満悦♪
そしてフィーバー状態はまだまだ続く。
こんな丸々太ったサワラが大漁
2本3本と捕獲してフックが甘くなったのかバラシも多くなったがあのガツン!という
感触さえあれば別にキャッチ出来なくても全然構わないって心境までにwww
なにせ1本が巨大なので独り暮らしで持ち帰っても困るやん?
ところが大師匠は容赦しないえぇ全く。
ハイペースで釣果を重ね2ケタに届く勢いで鼻息荒い。
あれだけ死にかけてたのが冗談みたいだwww
もういちいちクーラーに入れてられないので血抜きしながらバケツに山盛り。
これはまるでサバ釣りでの扱いだ。いやむしろサバの方が大事にされちょるwww
つまり・・・
サワラストップ安!!!
ぞんざい過ぎる扱いに価値暴落中
あーこれが冒頭の需要と供給の話ネ!もーサワラさんお腹一杯でありんす
7時間打ち抜いたぜ!
こぼれ話は後日にUP!(かも)