Nonsection Radical

撮影と本の空間

プロ用

2016年11月07日 | Weblog
シロートはさぁ、クロートあるいはプロ用と名のつくものを欲しがるじゃない。
そういうものを手にれると、なにか自分に特別な能力が備わったような気分になったり、プロが使うのだからきっと良いものに違いないと思って満足感を得たりするんだけど、まあ”自己満足”ってやつですか。
そういう需要もあるものだから、「プロ」と名乗ったシロート用のものがあったりして、プロの商売はあざとかったりするんだね。
身の回りのもので言えばパソコンとかカメラでプロ御用達と言われるものがあるけど、昔ほどアマ用との性能の差があるわけでない時代だ。
というよりプロ用とアマ用の垣根がなくなくなり、あるとすれば”業務用”という世界かもしれない。
それらはある種特化したもので、シロートでは持て余すこともあるし、必要もないものだったりする。
そんなものをシロートが持ち出してもあまり意味がないんだけど、ステータスを感じるのかね。
だったらプロの世界に行けば良いのにね。
こちとらいい加減歳をとれば自分の”実力”もすることもわかってくるので、カメラならコンデジで十分だとか、ホームビデオカメラでかまわないと思えるんだけど、ちょっと前まではパソコンにはやっぱりプロ用でないとなぁと贅沢な思いがあったのは、それだけ性能に差がつけられていたからなんだな。
マックを使ってきたんだけど、もう少し処理時間を短くしたいとか、メモリーを増やしたいと思ったらプロと名のついたものが用意されていて、それを欲しいと思ったんだね。
で、パソコンが売れなくなってアップルもマックに力が入らなくなって、仕事用のプロ機材としてマックに魅力がなくなってきて、久々に登場したMacBook Proに期待が集まって、そしてガッカリしたという話が聞こえてくる。
新機軸よりも圧倒的な性能を求めている(らしい)プロの人たちの需要に応えるものではないらしい。
そもそもプロ用とした17インチノートを止めた時から、売れないものは売らない姿勢が見えたんだけど、15インチノートにあれこれ詰め込んで、今度はシンプルに切り捨てて反発を買うような中途半端プロ用マックになったのが批判の中身のようだ。
個人的には17インチが”プロ用”の輝きだったんだけど、所詮はアマチュアの考えなのね。
でもいっそのこと、17インチを復活させて、そこに必要とされるものを詰め込んで、ノート一台で仕事ができますってものを出して欲しいんだよな。
以前は謳い文句に「焼け付くような」とか「圧倒的な」なんて言葉があったのに、最近はそんなもの感じられもしないしなぁ。
もうそんな世界は戻ってこないのかねマックには。



小田急 長後駅東口
神奈川県藤沢市下土棚
撮影 2016年10月26日 水曜日 13時20分
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