Nonsection Radical

撮影と本の空間

中年御三家

2017年07月07日 | Weblog
駅で反対方向へ向かう電車と並んで停まった。
向こうの車両の様子をうかがうのはいつものことで、そこに何か新たなドラマが生まれていないか、あるいはカワゆいジョシが乗っていないかと期待するのだが、そこにいたのは野坂昭如だった。
ちょっとぉ、のさかさん死んだはずでしょと思うのだが、確かに野坂だ、昭如だ。
あのボサボサの髪形。
あの独特のクチ周り。
ひげの濃さ。
シブいファッションスタイル。
おまけにサングラス!
ドアのガラスに押しつけられて乗る乗客の中の一人は確かに野坂昭如ダァ。
聞こえはしないだろうが、思わずソ、ソ、ソクラテスかプラトンかぁと口ずさむ。
まさか本人ではないだろうが、”ニセモノ”は絶対に野坂昭如を意識している。
野坂になろうとしている。
学習院での小沢昭一、永六輔、そして野坂昭如の中年御三家コンサート以来、あんな変なオッサンになろうと努力してきたが、あいにく根が真面目で、不真面目なこととか、エロいこととか、”アッチ”方面はとんと不案内のままオッサンはおろか、ジイさんになってしまったのは残念なことである。
残念といえば、小沢昭一には生前お会いすることは叶わなかったが、永六輔にはお会いすることもでき、そして今回”ニセモノ”とはいえ野坂昭如に出会えたことは生涯の語り草となろう。
それにしても野坂昭如に似せて、なにかイイことはあるのだろうか?

明日からまた一週間連続の仕事です。orz



亀有駅北口
東京都葛飾区亀有5丁目
撮影 2017年6月12日 月曜日 16時35分
コメント (2)
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