Nonsection Radical

撮影と本の空間

写真も見て楽しむもの

2013年01月05日 | Weblog
人の創作したものを見るのは楽しい。
街を歩いていても、玄関先を飾った植物、置物、飾りも創意工夫が見られると楽しい。
幼稚園児が描いた絵を見るのも楽しい。
絵画や版画、デザイン、彫刻などいわゆる”アート”も楽しい。

今日まで連日東京を歩き回ったのは、今日から開催される加納満写真展「RICALCO 風景を翻訳する」を待っていたのだった。
会場に足を運び、ジックリ、ぼんやり、何度も展示される写真を眺めているうちに、「これって写真じゃん」と思い当たった。
下手の横好きで自分も写真を撮ったりするものだから、つい”撮る側”の意識で写真を見てしまいがちになるのだけれど、データや機材、感材など、ましてや撮った際の”苦労話”など「創作物」には関係ないんだよね。
写真はデータのサンプルじゃないんだから。
目の前にあるものを上記と同様に眺めてこそ、本来の楽しさがわき上がってくるものなんだね。
そういう見方がsatoboにとってのアートの見方なんだね。
そういうことが”再認識”できた楽しい写真だった。
単純に、ジックリ見て、頭を悩ませ、考え、感じて、楽しむことが写真を見るという事なんだね。
一年の始まりにこういう事を考える機会があって良かったよ。
写真も見て楽しむものなんだよ。
コメント
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