Nonsection Radical

撮影と本の空間

ピンポンチャイム

2010年12月24日 | Weblog
築40年にもなる家だとアチコチ不具合が起きてくる。
玄関チャイムが、配線が切れたのか鳴らなくなっている。
だから人が来てもわからないので、玄関を少し開けて中に声をかけてもらうようにしているらしい。
ずいぶん不用心だから、新しいチャイムを買おうかと言うと、配線を替えるのは費用がかかるし、どうせやるなら部屋の照明器具も替えたいのでその時にやるという。
その時はいつなのかと訊くと、そのうちと言う。
年寄りのそのうちが、いったいいつのことになるのかわかったものではない。
最近は無線式のチャイムもあるというと、無線式は電波が届かないかもしれないとダダをこねる。
話をしても無駄だと思い、勝手にアマゾンで購入した。

昨日それが届いたので室内で固定していると、何をしているのかどうやら想像がついたらしい。
胡散臭そうな対応だったが、玄関ドアにボタンを両面テープで固定し、押してみると、室内に鳴り響く「ピンポン」の音。
奥の部屋にいても十分聞こえる音量だ。
やっとそれで納得したのか、「いくらした?」と訊く。
3000円ほどだというと、だまって3000円差し出した。

まったく年寄りは疑り深くてイカン。

さっそく来客などでピンポンと活躍し、さも昔からあったように振る舞うのであった。
コメント
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