闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

あわや遭難

2006年10月22日 00時37分00秒 | Weblog
今日はエクササイズはお休みです。

今日、午後から大文字山に登ってきました。
大文字山は8月のお盆に五山の送り火で「大」の火が点される山です。
「大」の字が点されるのは山腹ですから、頂上はもっと上です。
標高は465.4m」、「何だ、そんなに高くないじゃない」と思われますが、
「大」の字が山腹で見えるくらいですから、かなり急な傾斜ですよ。

銀閣寺の横にある登山口から頂上まで、1時間半ほどかかります。
しかし、大文字点火までなら、1時間弱なので家族連れなども多いです。
おばさんの団体さんなども、ペチャクチャとおしゃべりしながら
登っていたり、大学のサークルのみたいな人たちも登っていました。

私の行程は、点火点からまだ40分ほど上にある
頂上の三角点を経由して山科に至る総行程3時間のコースです。
点火点から上に進んでみると殆ど人の姿を見かけません。
まぁ、点火点から見える京都市街は絶景なので、
普通の人たちはそれを堪能したら、下山されるでしょう。

点火点から頂上までは、まさに山道、樹木の間を分け入ります
もちろん整地などされているはずもありません。
誰も居ない山頂からは、点火点からの絶景よりさらに絶景!
途中から下山する人たちより、ちょっと得した気分でした。

山頂からは、銀閣寺側ではなく山科側、といっても京都に住んでいる人以外は
全くわからないでしょうが、例えて言えば、富士山を山梨側から登って
静岡側におりるような感じです。
しかしガイドブックには概略のルートしか書かれていないし
山頂から少し降りると殆ど獣道で、雨が流れた跡なのか
それとも道なのかわからない所を進みました。

途中、2ヶ所ほど山科以外へ下山する道しるべを通過して暫くすると
山の農道というような感じの道に出たので、ホッとしました。
それから歩く事30分ほど、行けども行けども山科下山の分岐が見つからず、ピンチ
林業の小さな古びた工場あとのような所で行き止まり。
その時、丁度林業関係者の人に「山科に行きたいのですが」というと
「山科?ここは行き止まり、もうちょっと行くと比叡平への道はあるが」
と言われびっくり! どうやら分岐点の道しるべを見落としたようだった。

仕方ないので来た道を戻りつつ、山科下山分岐点を探す。
「やばい!日が暮れてきた」と思ったら、既に午後4時。
ガイドブックには1時間半ほどかかるとの事だから
「急がないと暗くなってしまう!!」とちょっと早足に。

結局、再度大文字山を裏側から登っていく格好になったのだが
山科下山分岐が全然みあたらない!! あたりが少し陰ってきた。
戻る事20分ほどで2つめに見た道しるべを見つけた。
そこには「石山寺方面」「蹴上方面」「大文字山方面」の文字が。
それまで進んでいたのは「石山寺方面」だが、
蹴上は山科よりずっと市内寄りで、いずれも目的方面とは違う。

しかし、あたりの様子を見てみると、もう日が暮れるのに1時間もない
仕方なく「蹴上方面」で下山。
これまた獣道のような、途中殆ど道とは呼べないようなところを進む。
40分ほど進んだが、いっこうに出口につかない!

そうこうしているうちに日が落ちてしまった!!!
遭難」の文字が頭をよぎる。 夕方のニュース番組で
本日、46歳の男性が大文字山からの下山途中遭難・・
などと悪いことばかり考えてしまう。
仕方ない走るしかない!脚が痛いなど言っていられない。

あたりがすっかり暗くなって、数メートル先の道が見えない状態に。
その時「あれが出口か!?」と広い所に出た。
そこは山腹にある神社の境内で、下山道はそこから更に5又に分かれている!
「南禅寺」「御陵」「日ノ岡」「蹴上」「×」
蹴上を目指して下山して来たので、「蹴上」方面に進もうとしたが
どう考えても、今いる場所は蹴上よりは山科よりだ。
とりあえず一番早い下山ルートは「御陵」だと判断。
完全に日が落ちた今、もはや一刻の猶予もない

「御陵方面」の道をひたすら走る、しかし殆ど直ぐそばの道しか見えないので
段差や木の根っこに脚をとられ何度か転ぶ。
それから20分ほどすると自動車の音が!「もう少しだ」
さらに脚をすすめて、やっと民家のあるところに出た。
「遭難」の恐怖から解放されホッとした。

途中、どうして懐中電灯をつけなかったか?
予定では日没までには下山できるはずと思っていたから
不測の事態に備えていなかった。

その後、犬の散歩をしている人に最寄の駅までの道を聞いて
ようやく家路についたのである。
後半、殆どオリエンテーリング状態だったので
今日は楽なはずの脚が今日も痛い。
低い山でもきっちりした装備で登らないといけない
との教訓を得た1日であった。


今日目に付いた記事: お休み

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・むっちゃんの挑戦シリーズ
  私の個人サイトの一つで、前回愛宕山に登った記録がアップされています。
  今日の大文字山も近日アップの予定です。


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2 コメント

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たいへんでしたね (佐藤直曉)
2006-10-22 08:33:31
今日の話はリアルで、はらはらさせられました。

ブログに書いているんですから、

無事生還したに決まっているんですが、

もうダメだと思いました。

と言うのはちょっとオーバーだったかな。
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Unknown (5年目社長)
2006-10-22 12:02:55
佐藤様、いつもコメントありがとうございます。



今回は本当に恐い思いをしました(^^;ゞ

「備えあれば憂いなし」と言いますが

先人の残された言葉は素晴らしいですね、

備えもなく気持ちだけでチャレンジするのは

無謀だと思い知らされました。

無事生還できて本当に良かったと思うと同時に

他人様にご迷惑を掛ける事にならなかったので

正直ホッとしています。

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