闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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企業体質はすぐには変わらない

2010年01月19日 09時58分00秒 | Weblog
今日、JALが会社更生法の適用申請をして正式に法的整理が始まります、
公的資金が入っているので、半ば国営企業化しての再出発ですが
私は、JALの再建には大変疑問を持っております。
いくら稲盛さんが先頭を切ったところで、企業体質というものは
そうそう変わるものではありませんからね。

JRなんかが良い例です、民営化されてからいく久しいにもかかわらず
未だに親方日の丸的性格を帯びていますからね。
NTTだってそうですよ! NTTに知り合いの人がいるので、
内実が手に取るように分かりますが、未だにそんな事があるのかと
耳を疑うような親方日の丸体質が残っていて本当に驚きます。
これらから推測すると、多分、JTも似たりよったりでしょう。

JALだって、表面的には民間企業面していますが、
内実は親方日の丸でしょうから、いくら公的資金を入れて再生させても
企業体質が変わらない限り、いずれまた破綻する日が必ず来ますよ。
あの時、清算しておくべきだったと、後悔する日が必ずやってきます。

それに万が一JALが立派に再生を果たしたとしても
日本の航空行政の根本的な欠陥を是正しないかぎり
不採算路線の問題は残り続けるでしょう。
そういう意味で、私は橋下大阪府知事の伊丹空港廃港論を支持します。

京都からだと伊丹空港は、地理的に丁度良い場所にあるので
廃港に反対する人も多いとは思いますが、リニアモーターカーなど
関西国際空港までの交通インフラが整備されれば、
特に伊丹に空港がある必要性はかなり薄いと思いますね。
大体、伊丹空港は普天間基地同様、住宅地の中に空港があるので
危険性も大きいし、何より騒音がひどいです。

また地方のローカル空港をいくつも造るより、
新幹線を敷いた方が安上がりじゃないんですかね?
それに政権も交代した事だから、空港ゼネコンとの癒着も少ないでしょうし
地方分権の立場からも、行政主導で空港を造る時代は過ぎたでしょう。
今後は、地方で本当に必要な空港はどれかを十分検討して
地方で空港の統廃合ができる仕組みを作る必要があるでしょう。

100年後、エコや地球温暖化防止の観点および科学技術の進歩から
現在のようなジェット燃料を使うような航空機は激減するでしょう。
そうなった時、現在のような大規模な空港が果たして必要か?です。
国際線はどうなるか想像もできませんが、少なくとも国内の長距離移動は
リニアモーターカーが中心になるでしょう。
その時点で、JALは生き残っているでしょうか?


今日目に付いた記事:
 ・09年売上高、下落幅最大 京の百貨店 主力の衣料品16%減
  まだ当厳しいでしょうなぁ・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 稲盛さん、頑張って!