闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

JALだけが企業じゃない!

2010年01月20日 10時16分36秒 | Weblog
今朝のヨミウリ・オンラインの社説に
『日航更生法申請 「親方日の丸」が破綻を招いた』と
私が昨日ブログで書いたのと同じような事が掲載されていますが
やはり企業体質と航空行政への疑問が書かれています。

昨日、今後のJALの不採算路線廃止について、あるニュース番組で
ローカル空港の利用者の意見を聞いていましたが
もちろん皆「なくなると不便」というこたえ。

当然、家から目的地まで、ドアtoドアなら便利なのは当たり前
しかし、万人が便利になるわけではないし、逆に不利益を蒙る人たちもいる。
それを如何に考えるかという事も必要でしょう。
一部の人の便利さだけのために、血税から巨費を投じて
空港をつくる意味があるのかどうかです。
費用対効果で考えれば、おのずと答えが出そうに思えますがね。

まぁ自民党政権時代では、そのような人の利便性の問題より
空港建設を地元ゼネコンが受注する事に意義があったのでしょうけど。
一時的な儲けだけに目を奪われて、あとは野となれ山となれ的発想と
空港建設後のリスクやマイナスの要素を度外視した机上の空論は
何とも日本の行政らしい杜撰でマヌケな発想じゃないですか、
それと同様な杜撰な発想によって、太平洋戦争でアメリカに
負けたにもかかわらず、未だに全く懲りていませんな。

あととっても疑問なのが、アメリカの大手航空会社から
JALへの支援表明があったにもかかわらず、それは受け入れなかった。
そして公費投入ですから、やはり親方日の丸の何モノでもありませんね。
企業努力を重ねてきたANAとの自由競争の原則にも反しますし、
国の管理下におかれる限りは、労組をすべて解体すべきです。
今日のJALの衰退をもたらした原因のもう一端は労組ですからね。

高度成長の時代なら、労組の意味も大きかったと思いますが
バブル崩壊以後、失われた10年を経て、今日のこの不況で
派遣切りだけでなく正社員切りも始まっている状況の中で
労組が考えなければならないのは、単に経営側と対立する事ではなく
むしろこの不況下において経営側と協調して、労働環境等を如何に改善するか
また如何にして給与などの待遇を改善していくかでしょう。

さて、今年、二番底がやってくると考えているいるコメンテーターや
経済評論家が多いようですが、JALに続く大型破綻がありやなしやです。
いずれにしても、数万人の大企業の雇用を守るために
1兆円を超える血税を投入するだけなく、もう一方に350万人を超える
完全失業者と失業間近な中小零細企業の雇用も守るべく、
もっと手厚い手を打って欲しいものですな。


今日目に付いた記事:
 ・小沢氏聴取、今週末が有力 妻にも打診
  応じるならもっと早くに応じておくべきでしたな、国会が始まる前に。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 協調の時代到来