主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
最近かわったこと。-デジタルデバイス編-
ふむふむ。2023年も始まりまして2本目のblogとなります。
いつまでも謹賀新年というわけにもゆきませんので筆をとりましたなう。(死語?)
はてさて。楽しかった正月休みも明け「次の連休は5月だぜ?」というような能天気な笑い話もありますが、
嘗て私もサービス業従事の時期があり、当時の土日の2連休すらない状況に比べれば贅沢な話。
働かざる者食うべからず。とりあえず5月まで頑張ってまいりましょう( ̄ー ̄)♪ ※当社はカレンダー通りです。
閑話休題。そんな仕事の話はさておき、
そういえば最近触れていなかった気がする私のデジタルライフについて至近の変化をちょっとお話。
ここのところは2点大きな動きがありました。
まずはカメラ関連について。前提として私は撮影自体が趣味ということはまるでなく。
なにも構えずに単に気が向いたものをパシャッとしているのは当blogの読者様はお気づきでしょうか。
それでも ”文化とともに歩んできた装置としてのカメラ”については結構好きだったりします。
ただなあ・・・カメラ関連って本当に高価なんですよね。プロの道具か道楽者しか好き放題にはできない世界です。
そんな理由もあって、お財布と相談しつつある時に気に入って買ったものをそれなりに長く使うのですが、
ここ最近そのカメラを清水の舞台から飛び降りるつもりどころか実際に飛び降りて(笑)1台新調いたしました。
因みに今まで買ったカメラは、一眼系のカメラでいうと NikonのD3100 7000 7200 と来ておりご覧の通りのNikon派なのですが、
ここに至り前述のメカ的興味からか新たなカメラが欲しくなりました。
そこで候補に挙がったのは 『D500』『D850(またはD810)』『df』でした。
細かい蘊蓄はさておき、イメージセンサーのサイズ違いでD500とD8xxには明確な差があるも各々個別に機能的に欲しいもの。
dfは単にレトロ感のあるデザインでずっと前から気になっていたものでした。
それで自分が本当になにが欲しいのか?どう使うのか?を少し冷静になって考えてみたのですが、
最初に候補に挙がったD500は愛用のD7200の完全上位互換で、欲しい機能や技術的興味の対象も網羅されてほぼフル搭載。
同系統のカメラはセンサーサイズが比較的小さく(DX・APS-C)、
レンズや本体の設計が今のD7200と変わらないため一眼レフとしては比較的小型でツーリングカメラ用途にも叶うものです。
もし、そこをD8xx系の(FX・フルサイズ)にしてしまっては巨大化し、タンクバッグに入れるのに今以上に無理が出ますし、レンズ類も同様なことは明白。
そもそも前提が”車で撮影自体を趣味として三脚と機材一式を積んで構えて取る”ワケではない私には用途的にやはり違うかなと。
正直なところ金銭的なものも当然あるのですが(FXで今と似たような構成を揃えれば最小限でも軽く50万円を超えます)、
どちらかというとFXは一式のサイズ感が難点なんですよね。ツーリングや旅と共にあるならばできればカメラは気軽に扱いたいものです。
撮影会などにも参加しないので人間も撮らないですし。
そこまで悩んでから、一旦レトロデザインで欲しかったdf(これもフルサイズなのででかい)に目移りしたのですが、
仮にデザインを優先してサイズを無理やり無視したとしても一番のネックはその設計の古さでした。
これらのカメラは所謂 ”デジタル”カメラなわけですが、10年落ちのdfはデジタル世代的にはすでに太古のもの。
私の今の生業はデジタル関連業ゆえに肌身で感じますが、本記事の文末でも触れる”デジタルの世代差”は容赦なく実に残酷なものです。
そこで最終的に候補に固まったのが ”最近発売” の ”DXフォーマット”で ”レトロデザイン” のモデル。
そうなればそう。Nikonの Z fc しかないでしょう!ということで買うことにいたしました。
【 Z fc 16-50 VR SL レンズキット 】-製品リンク-
と。ここでお気づきでしょうか。
カメラに多少なりとも興味がある方には既にひとつ『それはそれで違うんじゃないの?』の点がいくつかあります。
ひとつめは今までと違う”レフ”の有無。
というのも、デジタル一眼カメラには先述の大きく分けて2種のイメージセンサーのサイズ以外に、
”一眼レフ”と”ミラーレス”というものが大きな違いとして存在しています。
フィルム時代から伝統の一眼レフカメラからその”レフ”関連の機構を省いたミラーレスは更なる小型化に成功しており、
ファインダーやリアのモニタ(液晶からOLEDなど)自体のデバイスの進化もあって、
そもそもファインダーを必要としなくなったことなどで”レフ”である理由が現代ではなくなりつつあります。
それゆえにスマホ感覚に近く気楽に扱えるカメラとなったことはいいことなのですが・・・当然多少のネガはあります。
そしてふたつめ。これ、Z fcの中身は基本的に低グレードな入門機であること。必ずしもD7200より優れた機械ではありません。
私の世代は旧い時代とイマドキの技術にネイティブに触れるちょうど中間に位置しておりますが、
生身の人間の目で見る以上は、どちらかといえば光学的なアナログ構成の方で安心感を得るタイプなものの、
単純に技術的な興味で ミラーレス 自体も気にはなっていたことも事実。
ここで仮にフルサイズでzfcのような ”最新の” レトロデザインカメラがあったとすればまた余計に悩むところでしたが2022年末の頃はその心配もなく。
ある種自然な流れで ”カッコ最重視” でzfcに決まったという次第でした。
ここまで経緯説明がたいへん長くなりましたが(笑)ここからは買ったカメラ関連の紹介です♪
Z fcの箱。
今までNikonの一眼といえば 金/黒 の高級感のある箱だったイメージがありますが、シックなグレーに変更されたんですね。
このカメラは、ともすると偏見で見られがちな従来のカメラ趣味の層に対する訴求というよりは、
ファッション的なアイテムとしての若かったりおしゃれな世代への訴求が強いようですので順当ではあります。
因みに箱の右上の無粋デザインの丸シールは【64GBメモリ同梱プレゼントキャンペーン】だそうで。
てっきりキャンペーン品はNikonオンライン専売かと思い、大手ECサイトで買った私は対象でないものだと思いSDXCを別に買っちゃいました^^;
とはいえ、複数あっても困るものではないのでこれはこれでありがたく頂戴。
それでは早速開封してゆきましょう。
箱を開けて冊子類を取り除くとこんな感じ。
左がカメラ本体、右上が充電器/バッテリ、右下がキットレンズです。
今回私はキットのレンズを28mm単焦点ではなく敢えて【 NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 】で選んでいますが、
それにはれっきとした理由がありまして。NikonのミラーレスにはDXモデル3種とも ”手振れ補正”が搭載されていないんです。
もともとNikonはSONYなどと異なりメーカーの考えや歴史の違いで”ボディ内手振れ補正”は無いものではあるのですが、
その分を ”レンズ内手振れ補正”で対応してきました。
こと、ここでミラーレスの小型化に伴いサイズを追及するとどうやらボディ内で対応する余裕はないらしく、
”ミラーレスでもサイズの制約のないFXモデル”ならばセンサーシフトのボディ内手振れ補正搭載はあるものの、DXにはそれがありません。
※参考寸法:フルサイズ機で一番小さなZ5が約134×100.5×69.5mm。zfc≒Z50が約134.5×93.5×43.5mm、D7200が約135.5×106.5×76mm。
ボディ内手振れ補正のあるフルサイズ系モデルは従来の”DX系の一眼レフ”に近いサイズ感であり、
ミラーレスの小型化のメリットを潰してまで厚くし手振れ補正を入れている印象です。
それゆえに、レンズには手振れ補正(VRレンズ)はあってほしく、
三脚構えてorしっかり撮影ポジションをとって撮影をするような使い方を求められる、手振れ補正のないレンズは私の用途ではあまり向きません。
他方、明るくてシャッタースピードを稼げる単焦点レンズではそこまで構える必要もありませんが、そもそも雑に撮るのでVRズームが都合がいいのです。
それでは開封の続き。
冒頭で”レトロ風デザイン”と申し上げましたが、こここそがその真骨頂。
ミラーレスですから機構的には必ずしも上にある 通常プリズムが入っている箇所の突起 は必要がないのですが、
昔の【 FM2 】なるヒットしたフィルムカメラのデザインに寄せこうなっている模様。
また、各種撮影時の設定を刻んだアナログダイヤルも設定されています。
このFM2については、昭和のお父さん方には温かい大切な思い出がよみがえる向きも多いのではないでしょうか。
(我が家は車orバイク、巨大なステレオなどの音響系の趣味でしたのでカメラはバカ●●ン位しかありませんでした)
続いて内容物一覧。
こんな感じ。ストラップも従来の 黒/黄 のものと変わったんですね。
これが噂のキット同梱のの手振れ補正付きズームレンズ 【 NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 】。
黒いボディで単体販売もされていますが、これはZfc用に特別にシルバーに塗られています。
ここまで来るともはや取り付けずにはおられません(笑)
Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR (キットレンズ)
いや~文句なしにカッコいいですね「持って歩きたくなるデザイン」とはこのこと。
サイズ感といいデザインといい中々ないモデルです。フジなどにも似たモデルはありますが1段上なデザインですね。
ちなみに従来はこんな感じ。
D7200 +(写真のものは)AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
(整備なんかの時に使っている手元撮り用です。ツーリング用は別のレンズ)
このTheカメラな感じは男心的には大好きなのですが、仮に出先で構えて撮るとなると黒く存在感のある見た目は大仰な感じは否めません。
ただ、オートバイと同じで形=機能が表れているカタチなのでこれはこれでカッコいいです。
とりあえず Z fcの標準スタイルは満喫したので続いてはアクセサリ類の取り付け。
これらを同時に購入してありました。
液晶保護フィルム・SDカード・レンズフィルタ・レンズフード・エクステンショングリップとなります。
どれもカメラを買ったらほぼ当たり前に着けるようなものばかりではありますが、
最後の エクステンショングリップ これは細かいことをいえば本来デザインを損ねかねないものでもあり、
標準の小型レンズだけで使う分には必ずしも必要はないものの、私には必須でした。(理由は後述)
エクステンショングリップ。
これはサードパーティ製のものですが純正のものより高機能且つデザインがよく、
下にアルカスイス互換の突起があったりコールドシューがあったり、そもそも価格が圧倒的に安いのが魅力です。
この Z fc カメラ上部の質感はかなり良い半面、底面部分にコストカットが露骨に出ており、
三脚穴周辺の強度も見るからにかなり低い様子でそのまま三脚に乗せるには不安がありまして、
代わりにアルミ製エクステンショングリップ底面のより強度の高い三脚穴に取り付けた方が安心ということもあります。
アクセサリ類取付後の姿。
懸念したグリップのデザイン的な違和感もそこまではなく、
これまた社外のレンズフード(一番手前の銀色のリング)の色味もキットレンズとの違和感がなく一安心です。
ついでにこんなものも購入。
モバイルバッテリです。永年の間に他にも十数個ぐらい持っていたりしますが、USB TYPE-CでPD対応のものを選んでいます。
実はこの Z fc はUSB給電(充電)が可能なのです。充電はZ50でも可能なのですが給電はZfcとZ30だけ。
公式に表記は見つけられませんでしたが上位機種と同様にPDに対応していそうです。
小型化の代償でバッテリ容量が削られ、そもそもミラーレス化=モニタ駆動に電力が割かれ電池の持ちも悪いため非常に有用な機能です。
あと、細かい話ですがこのZfcは背面の液晶が所謂バリアングル(2軸で回転する)タイプ。
背面のモニタパネルを回転することで表示面を内側に向けて仕舞えます。
これも実はこのカメラを選んだ大きな要素の一つだったのですが、本来は自撮りやローアングルでの撮影のための機能ながら、
タンクバッグに無造作に放り込むスタイルのツーリングライダーとしては、
仮に保護フィルムやプレートを装着していたとしても画面の表示面は内側にあってくれたほうが気が楽なのですよね。
そんなこんなで。ここまでがやっと普通の「 Z fcを買いました」のお話。
ここからが私がこのカメラをどう使うのかのお話になります(笑)
実は本体同時で購入とお話した前述のアクセサリに加え、別のECサイトで ”あと2種類” のアクセサリを注文していました。
まずは一つ目から。
これ、ミラーレス一眼のレンズマントである 【 Zマウント 】を、歴史あるNikonの【 Fマウント 】に変換するアダプタ。
メーカー純正だけにかなり高い(3万円します)ながら、物理的なフランジバック調整以外に電気的な仲介もしてくれます。
折角のデジタルカメラですので電気的につながらなければなんの意味もありませんからね。
で、これをどう使うのかというと。
Z fc 本体のZマウントに装着するとこの状態。黒い出っ張っている部分が”アダプタ”のFTZⅡです。
これだけですでにレンズを取り付けたような装着感ですがまだまだ序の口。
続いて私がメインで使うレンズを取り付けますと・・・
どうですかこの存在感(笑)
ちなみにレンズはD7200で愛用の 【 AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR 】
これがまた便利なんです。最近オートバイでお出かけのときは専らこれです。
バランス的にはご覧の通り 『折角ミラーレスにしたのになにやってんの??』 スタイルではあるのですが、
この手のアンバランスも私的には好み。なにより単純に面白いじゃないですか( ̄ー ̄)
尚、上述の エクステンショングリップ もこのために取り付けたといっても過言ではありません。
元々四角くてカッコいい昔ながらのデザインが売りの Z fc ですが、
その分右手で本体をしっかりと支えることはなかなか難しく、アクセサリ装着状態なら尚のことです。
また、重量増の分出先で落とす可能性も高くなりますのでやはりグリップは必要です。
これで完成!
・・・と思いきや、実はもうひとつあります。
こちらは今までのD7200のトップ部分なのですが、
銀色のパーツの下側にフラッシュのアームが格納されています。
それに対して。
こちらの Z fc にはそもそも内蔵フラッシュがないのです。
カメラに拘りがおありの向きには『そもそも内臓フラッシュなぞ』的なお話もあるかとは思うのですが、
そもそも被写体毎に使い分けるものとはいえ、やはり何もないのは不便。
Z fc はこういう部分にもデザイン最優先で割り切った作りであることが見て取れますね。
余談ですがベースモデルのZ50には内臓フラッシュはありますが、その他のNikonミラーレスには搭載がないようです。
ということでD7200でもどうせ使うしなあとフラッシュも購入。フラッシュというかスピードライトですね。
これについてもまあ安くはない。いちいち高いのはカメラが趣味のものであるゆえですね~。
極端なことをいえばSNSで投稿するだけなら現代はスマホで良いし遥かに便利なわけですから。
これはこれで5万円ほどもします。経済的にシヌ。
内容物はこんな感じ。
専用ポーチに、スピードライト本体+スタンド+フィルタ類。
細かな使い方はその手の詳しい方のサイトをご覧いただくとして(笑)
ご覧いただけますでしょうかこのメカメカしい感じ。
SB-700は設計が少し古い製品なのですが、この青緑のバックライトはなにやら世代的に安心しますね~
初めて買ったG-SHOCKは黒/紫の青緑ELライトだったのですが、
昔はバックライトといえば 緑・橙・あとはこの青緑 でしたっけ。
それでは満を持して私の Z fc 完全体の登場です。
どうですか。このV2アサルトバスター感(笑)
(※注:私のリアルタイム世代のガンダムの名前です)
冗談はさておき、流石に出先でこの使い方はしないなあ・・・とは思いますがコレで憂いなし!
本体+レンズの姿で常用はしますが、スピードライトについては必要に応じて持ってゆこうと思います。
今度こそカメラのお話は完了!
肝心のお出かけの予定はまだありませんが、毎年恒例の長距離旅行に今年もゆければその時も活躍してもらいましょう。
撮影した感触については現時点で操作性&画質ともに概ね良好。
難しいことを考えずに気楽に持って歩いてパシャパシャやるスタイルにはよい感じです。
飲食店なんかで目立たずに撮影をするにはお洒落なキットレンズも便利そうですね。
さてさて。最後にオマケ。
デジタルつながりで現在の私のPCの主要部分のパーツなどを。
Core i9-9900K + RTX3090(OCモデル)
うーむ。その他は自ずとこれらのパーツに応じた構成になっているわけですが、
NVIDIAについては最近4000系が出ていますし、IntelのCPUは13世代。
別に最新を追う必要はありませんのでこれで必要十分ではありますが、
CPU=諸々主要部分だけは14世代で買い換えたいなあと思っております。あ。その前に頑張って働かねば(笑)
なんにせよデジタルは時代の移りが早くて大変ですが、いつも新しいものというのはワクワクしますね♪
そんなこんなで最近の私のデジタル生活でした。皆様も冷え込んだ日本の消費にぜひぜひご貢献ください( ̄ー ̄)。