goo

24時間戦えたみたいです。

 まー実際。
護るものでもないと戦えないですよね( ̄ー ̄)♪

 特段なにかを護っているわけでもない私ですが、
オートバイで走っているならば少しだけやれるのかも。
まあ「何と戦っているんだキミは。」という感もございますが。


 そんなワケでちょちょいと走って参りました。
実は週の半ばで『キャンプツーしたい』と考えていたのですが、
ソロで行こうか悩んでいる所で友人のRX-8乗りさんより連絡あり。

 ご一緒しようかと思ったのですが・・・
氏の希望は「伊勢志摩か蓼科」だそう。
流石に1泊2日では無理な気が致しますし、
気候的にもまだまだ長野で素人装備の野営は難しい印象あり。

 試しに「月曜仕事ですよね?」と返すと、
「僕は有給を取るのに遠慮をしない(キリッ」のような返答ありで(笑
これはどうやっても噛み合わないなと辞退申し上げた次第。

 私の場合は遠慮などではなくて、”当然らしい権利”の行使よりも、
雀の涙とはいえ金を貰っているプライドが少しだけ勝っているだけ。
 社の現状を客観的に分析いたしますと、
自分が居ない状況の戦力低下が少なくないというだけで御座います。
氏とはまた連休の時にでもいければいいなあ。


 ともあれ破談となったので、
『それじゃ南房総でソロキャンプかなあ』と思っていたところ、
前夜にNSR氏から連絡ありで、聞くと富士山周辺に行くとのこと。

 こちらは現実的なお話でしたので、
そうなれば行かない理由がないとばかりにご一緒することに。

  時間は〔 6時にNSR氏のガレージを出発 〕という
なかなか挑戦的なスケジュールではございましたが、
行楽シーズン入り口の荒ぶる四輪渋滞を回避するには仕方なし。(笑


 元々ソロキャンプの予定でしたので前日まで全く準備をしておらず、
朝早めに起きて支度をしつつNSR氏のガレージに向かいます。
因みに起床時間は AM3:30 。前日まで頑張って働いた老体には堪えます。

 寝惚け眼をこすりながら、
車体各所の整備状況確認を行い、荷物を積み込んだらば出発です。
富士山周辺の標高が高いエリアではまだまだ寒いと思われましたので
冬装備&お茶沸かし用のバーナーを積んで出ました。

 まずは早朝のアクアラインをささっとワープ。
NSR氏のガレージに約束の少し前に到着して氏を待ちます。
程なくあらわれたNSR氏と軽く挨拶をしたあと、
第二京浜沿いのガソリンスタンドで満タンにしたあと環八を一路北へ。


 東京インター手前で爆音を垂れ流すフェラーリに絡んだりしつつ。
(あの辺りはセレブが住むエリアなのでこの手の車が実に多い)
東名からそのまま西へ・・・と思ったのですが、
 この時点で AM7:00 であり、
休みの初日ということもありで既に町田IC付近は四輪で大渋滞。
流石に付き合う気にはなりませんので、
勝手知ったるなんとやらで横浜青葉から柿生に抜けて淵野辺方面へ。

01_katsuya

 NSR氏とインカムで「うわ懐かしい!」などと叫びつつ(笑
鶴川街道から図師に向かう途中のとんかつ系ファストフードで朝飯を・・・
あれ?このお店24時間営業だと思っていましたが10時からでした。


 気を取り直して淵野辺方面から上溝-愛川へのルートへ。
途中で調子に乗りすぎたらしいケータハムがプチ峠で壁にヒットして
おまわりさんに迷惑をかけている姿を見て苦笑しつつ。
 NSR氏と、
『ああいうみっともないマネをしないように気をつけよう』と誓いながら
本日も安全運転をしようと進みます。


 途中で女性ライダーさんのNinja250錦鯉が
後についているのに気づきましたが、
本日の我々は、当然すり抜けもイエローカットもせずのんびりペース。
渋滞には素直に付き合いながらNinjaさんもそのまま宮ヶ瀬方面へ。

 北岸を絶対に転ばないペースで抜け、
春の朝の爽やかな陽射しを浴びながらあっという間に”ふれあい”へ。

02_fureai

 いやーいい天気ですっ。
そして今日もオートバイが多い!

03_ms

 それなりにツーリングで栄えている千葉もオートバイをよく見ますが
ここまで集まるのは、首都圏ではここぐらいではないでしょうか。
因みにこれで半分ぐらいです。

 「今日はみんな楽しそうだね~」などと話しつつ。

04_far

 我々は少し遠巻きに停めました。(・ω<)てへぺろ(死語

 まずは都内の走行後の休憩ということで。

05_rest

 NSR氏がもってきてくれたチョコを頂きながら、
ライダーらしくダイドーの缶コーヒーで一休憩です。


 文字通り「ぽかぽか」の陽気のなか少し長めに休み、
頭がしっかりと冴えたところで道志みち方面に進みます。

 清流沿いをひたすらカーブが続く最高の道ではありますが、
全線イエローラインで追い越し禁止となりますので
さっき安全を誓ったばかりの我々は四輪と一緒にのんびり。

06_cherrybloosom

 だって、今日はこんなに綺麗な桜も咲いているのです。
目を三角にするのも嫌いじゃあありませんが、
脳みそをからっぽにしながら、花と水とエンジン音を感じて進みます。

 途中、腹立たしげに抜いてゆく何台かの二輪に
『みっともないマネはするなよ』とスーパーセブンを思い出しつつ。
 我々と同じテンションだったらしい、
後についた白の隼さんと3台でどうしの道の駅まで進んでゆきます。


 到着した 道の駅どうし は、
先ほどのふれあいと同じくオートバイで大盛況。
いつもの駐輪場は完全に満車で奥へ誘導されました。

07_over

 みんな好きねえ。春。この天気。バイクで走らずなんとする♪♪

 そういえばここまで何も食べていなかったので、
営業し始めたばかりの屋台で豚串を購入。

07_pork

 旨みたっぷりでなんとも美味。
施設内に引き込まれた清流を眺めながら最高の朝食です。

 そしてツーリングといえば、
走る・曲がる・ソフトクリームということで( ̄ー ̄)。

08_hotaru

 施設内の豆腐屋さんで例のアレ。

09_tonyu

 豆乳ソフトです!
甘さ控えめな中に大豆の風味がふんわりと香る絶品。

 ここもまた居心地が大変よく、
いつまでも休んで居そうになりながらも
ひとまずお土産だけ購入してから意を決して出発。


 残りの道志みちを山中湖に抜け、
途中の河口湖ちかくのお店で昼食タイム。

10_kosaku

 NSR氏のオススメで立ち寄りましたが、
ここは説明不要の有名店♪ ほうとうの〔小作〕さんです。

 さて。なにを食べようかしら。

11_flog

 『さすがにカエル焼きは無いな』っと( ̄ー ̄)。
ということで、ほうとうではなくおじやに致しました(笑
実は大の蕎麦派なので、うどん系のものはあまり食べません。

 また、風の噂ってやつで
ここの料理は分量が多いと聞いた気がしますので予防策も。
15分ほど待ち、料理が到着。

12_ojiya

 案の定の巨大感!いいですねこの山らしい食べ物♪
当初は肉がメインのものにも目がいったのですが、
結局キノコ系の料理にしたのは年齢ゆえでしょうね。実際。

13_comp

 無論、汁も残さず完全に頂きました。
無神論者ですが山の神様ありがとうございますー!!ということで。


 案の定満腹になったハラと格闘しながら、
西湖をスルーして鳴沢の道の駅へ。
昔ここにあったワラジコロッケ?定食がお気に入りでした。

14_stone

 敷地内にある資料館は、
開設当初は確か700円ほどの入場料がかかったような気がしますが、
割と最近来たというNSR氏に聞くと今は無料だそうで潜入です。


 展示の主なテーマは、
富士山の火山活動に因み世界各地の鉱物の展示などがメイン。
そもそもこの場所自体が青木ヶ原の樹海(溶岩流の跡)ですので。

 入場してすぐに目に入った溶岩流に飲まれた恐竜さんの展示に
内心『可哀想なことするなあ・・・苦しそうだなあ』と心を痛め。
そのまま手ごろな分量の展示を見終えると、
展示の割に巨大なお土産コーナーに突入です。


 私、こう見えて?鉱物の類は結構好きだったりしまして、
この手の奇石の販売店はとってもワクワク致します♪
私のお財布ではなかなか手のでない高価な石ばかりではありましたが、
つい、ずっと欲しかったいくつかの石を購入してしまいました。

 ラピスラズリにメノウ、ローズクォーツあたりです。
どこかのキンバライト鉱山から出たような名前の
アメジストのペンダントヘッドなども欲しかったものの、
自分で身につけるわけもないですし、
当座差し上げる相手もおりませんで諦めました。

 他にもアンモライトっぽいものが名前付けなしに売られていましたが
アレが本物なら欲しかったなあ。でも15,000円かあorz
アンモナイトの小ぶりな化石なら持っているのですが。


 NSR氏には申し訳ないながら
石を選ぶのに時間を使ってしまいましたが、買い物自体は大満足。
引き続き館内で暑くなった体をクールダウンがてら、
お散歩コースに入ってみました。

15_100yen

 まあ入るだけで100円かかるのですけれど(笑

 途中の展望台ではこんな絶景も。

16_mtfuji

 これこそ富士山。
いつも思いますがこれも日本人の心の風景の一つですね。
遠方の方は実感がないやもしれませんが、
本当に綺麗ですし、でっかいんですよ~♪♪

 鳴沢の道の駅をあとにした我々は、
お気に入りのソフトクリームを食べに富岳風穴へ。

17_corn

 〔 とうもろこしソフト 〕です。
旧来ほのかにもろこしの香りがある濃厚なミルクソフト、
だったはずなのですが、どうやらリニューアルされたとかで
看板には「冷たいコーンスープ味です」と書いてありました。

 若干嫌な予感がしたのですが、
齧ってみると案の定の奇を衒った感じの方向転換が。
ほんのりが良かったのに、本当にコーンスープっぽくなりました。
とはいえ、マズイわけではなくこれはこれで面白い味でした^^
でも昔の方がよかったかなあ。


 春とはいえまだまだ肌寒い山の上でソフトを平らげ、
少しだけ冷えてまいりましたので、
こんなこともあろうかと持ってきたコーヒーを飲むべく移動。

 1000円札の裏(旧5000円)で御馴染みのビューポイントは
時期柄とっても混雑していたのでそのままスルー。
湖畔を走り暫く進むと・・・

18_close

 行き止まりでした!
どうやら3月の豪雪の残りの影響で封鎖されていたようです。

 むしろこれは好都合。
そのままオートバイをゲート近くの路肩に停め、
バーナー一式を持って水際まで降りてゆきます。

19_clear

 ここ、本栖湖は驚くほど透明で綺麗な湖。
それもそのはず。
「実質的に本州で最高の透明度の湖」だそう。気持ちいいです♪

20_boil

 カーくんも気持ちよさそうです(笑
キャラメルマキアート的なインスタントを持ち込みましたが、
このシチュエーションで美味くない筈なし。最高でした!


 本栖湖をあとに、
もちや-ミルクランド-まかいの牧場エリアを通過。
昨年、先の世界遺産登録に合わせて改修されたという、
白糸の滝に向かいます。実は改修後に来るのは初めてです。

21_park

 駐車場から、バリアフリーにスロープが整備された通路を降り。

22_post

 真新しい看板を横目に売店通りを抜けて進みます。

23_otodome_2

 途中、伝説の残る豪快な音止めの滝を横目に階段を下りると
3mぐらい底上げされた高さに変わった遊歩道へ。

24_shiraito

 これが白糸の滝ですね~♪
以前は滝つぼ近くに売店が3軒ぐらいあった気がしますが、
景観の整備からかなくされたようです。
アレはあれでいい雰囲気だったのになあ。


 滝つぼから裏手に上がるとそこにも富士山。

25a_fall


25b_falls

 生活のすぐそばに富士山がある光景。いい土地です♪


 さて。そろそろ日没。
徐々に赤く染まり始めた雪化粧の富士山を眺めながら
富士宮市街地に下ります。

26_hatoya

 我が心のふるさと。
富士宮商店街の はとや さんにお邪魔しました。

 イオンが出来てから街は壊滅的な状態ではありますが、
子供の頃からあるこのお店は頑張って営業してくれています。
 いつ来ても朴訥だけれど親切な店主さんに
失礼ながらも「やっていてくれて嬉しいです」とお伝えしつつ
数千円のおもちゃを買い込んでCBRに頑張って積みました。

 このお店、昔から店主さんの着目点が実に多彩であり
地元の子供達全てのニーズを満たすような幅広い品揃えは
利益優先で整備された大手玩具店ではマネが出来ない楽しい店。

 これこそがネット通販に勝るアドバンテージであり
お店の存在意義だと感じるのですが、色々難しいのでしょうね。
 中には普通は秋葉原や中野でしか
買えないようなものも置いてありました。

 勝手ながらいつまでもお店が続いて欲しいと願いつつ
また来たら買い物をしようと心に思いました。


 旅もいよいよ終盤。
ここまで来たらば立ち寄らないわけにはゆかないとばかりに、
全国の浅間神社の総本社である〔 浅間大社 〕さんに御参りです。

27_road

 地元の自転車少年時代の癖で参道に停めていますが
観光でお見えの際には大鳥居側の駐車場に停めてくださいね~(笑

 一部整備中の境内に進み、礼に則って御参りを済ませます。

28_shrine

 この佇まいがよいですね。

29_tourou

 境内はどこを見ても風情があります。

30_japanese

 ふむ。やっぱり立ち寄ってよかったなあ。
伝わりますでしょうかこの空気。
春の月と荘厳な社による日本の美です。


 参拝を終えたらば本日も締めくくり。
そろそろ夕食の時間だったり致しますが、
ありがたいことにNSR氏のご実家でご馳走してくださるとのことで
お言葉に甘えてお邪魔することに。

 とても美味しい最高の料理を頂き、
NSR氏の親御さんにも色々よくして頂いて、心もお腹も大満足。
本当にありがたいことです。最後にはお土産まで頂いてしまいました。

 既に深夜にさしかかる時間になっていましたが、
氏のご実家に根っこを生やすわけにもゆきませんので
意を決して身支度を整えて帰路に着くことに。


 西富士道路から新富士ICから新東名に入り、
先ほど充分に休憩させて頂いたマージンを使う形で
標高が上がり気温が下がる御殿場エリアをやり過ごします。

31_ebina

 そのまま一気に海老名SAへ。
流石に丑三つ時ともなると他のライダーは居ませんでしたが、
それでも少し混雑している東名有数の巨大SAで長めの休憩。

32_drink

 さすがに眠くなってきましたので、
戯れにちょっとお高い栄養ドリンクなどを買ってみつつ。
 海老名を出てから町田IC辺りで私は南へ。
NSR氏は都心へ向かって解散となりました。


 披露が溜まっている現在では無理が利きませんので
ソロになってもより一層注意を払いながら、
深夜の流れのよい高速を使いアクアラインへ。

33_aqua

 トイレ休憩を済ませ、あとは帰るだけ。
最後の行程を着実に走りながらスイスイと帰宅致しました。

 本日の走行距離は 【 478.4km 】でした。

34_odo

 前日の朝に起床してから既に24時間を越え、
GPSロガーによるとうち15時間は何らかの走行をしていたようですが、
暖かくなって来た春の陽気も手伝って
実に快適で楽しいツーリングとなりましたヽ(´▽`)ノ。


 本日走ってきた感じでは、
標高の低いエリアの桜は盛りを過ぎた感もありましたが、
次の週末辺りは富士山周辺も桜が見頃かもしれません♪
blogをご覧の皆様も是非おいでになってみてください^^

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする