3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

不正統計問題をあいまいにしてはいけない

2019-02-05 11:58:52 | 現代社会論
厚労省、ひどい仕事のやりかたである。
予算が削られ、全数調査ができないのでテキトーな調査に切り替えるとか、統計テロとしかおもえないようなやり口である。
人手が足りないので郵送にしたというけれど、いつ誰に断ってそういう調査に切り替えたのか?
しかも、それまではテキトーでよかったが、アベノミクスの効果について検証する段になって、どうもおかしい、ということになって、これまでの不正のみならず、アベノミクスによって賃金が上昇しているという宣伝にも都合よい結果になってしまって、ますます、混乱している。

アベノミクスにより賃金があがったという根拠が明らかに違っていることが明らかになった。
賃金は名目、実質ともに決してあがっていなかったのである。

よって、安倍総理が演説でしきりに賃金はあがったあがったといっていたその根拠が大きく崩れたということは確かである。
これだけで、アベノミクスの効果をいっていない、とか、いろいろな要因を重ねて総合的に判断しているといっているが、それは言い逃れ以外の何者でもない。
じゃあ、東京の500人以上の事業所のデータを全数調査して、それを含めて効果分析をしてみろといいたい。それもせずに一体何を根拠にいっているのか不明である。

それをせずに、これだけで効果に変化は生じない、といっているのはまったくもって根拠のないでたらめで、どうせ国民なんて数学も統計もわからないのだからテキトーに煙に巻いておけばよい、と考えているとしか思えない。バカにしている。

というか統計が少しでもわかっているものであれば、これが本当に大事件で、世界の笑いもの、日本って途上国だったのね、と失笑されてしまっていることに気がつかないところが安倍政権のほとんど病気レベルに浅薄な思考である。

もっと問題なのはGDPの値である。
この検証はいつやるのだろうか。
どうしてもGDPがあがっているとは思えないので、このさい、膿みは出しつくしてほしい。
内閣府こそ大本営発表で怪しいのである。

メルケル首相が来日している。
安倍総理と握手している写真、メルケル首相が「この人、信用できないわ。」といっているような疑わしいという目をしているように心なしか思える。

ここまで汚濁にまみれた先進国の首相も少ないだろう。
いつまで権力の座に居座るつもりなのだろうか。モリカケも不正統計もあり、恥ずかしくって、世界の会議にいけないよね。普通の神経だったら。


支持率が高いというのが信じられない。
これも偽装工作されているのだろうか。
テレビ、新聞各社も政権に取り込まれているのだろう。

真のジャーナリズムは日本には存在しないのだろうか。
嘆かわしい限りである。

支持している人たちは、その支持が自らの首を絞めることになることに気がつかないのだろうか。





コメント
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