3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

2019.2.22  はやぶさ2の快挙

2019-02-22 09:41:15 | 日記
新聞各社が報道している。
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JAXAによると、はやぶさ2は、21日午後1時15分、高度20キロから降下を始めた。高度約500メートルに達した22日午前6時14分、着陸について最終判断した後、はやぶさ2は自動で降下。午前7時48分、着陸後に上昇したことを示すデータを受信した。
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朝起きて、何気なく日経メールをみて、はやぶさ2のライブをやっていることを知り、JAXAのサイトにアクセスすると相模原のプロジェクトチームの男たちの熱気でムンムンの映像。
7時ごろからずっとライブ映像を凝視しつづけていると、当初の予定は8時半ごろだったようだが、それより早く着陸したとのことでみんな抱き合って喜んでいる。
はやぶさ2がりゅうぐうにいって石を拾って、地球に持ち帰り、玉手箱をあけるっていうプロジェクトで、世界の宇宙科学者が注目していることなのである。玉手箱を開けるのは少し先で、2020年になるらしい。長いプロジェクトである。かかわった研究者も最初は若手だったのだろうが、いまや中年、もう定年が見えてくる人もいるだろう。

国際連携のもとに行われていることを副所長が話していた。政治的にはいろいろな軋轢もあるが知の探求、科学の進歩、技術の連携には国や国境や壁なんていらないし、あっという間にそれは飛び越えることが可能である。トランプ聞いているか?

かかわった人たちは18万人はいるとのこと。
このプロジェクトは国境をこえた知の結集、技術の連携のもとに成り立っているのである。

だから、まちがっても首相がでてきて、はやぶさ着陸おめでとう!とかいって日本の技術を誇るのだけはやめてほしいものだがそれに近いことをやってしまいそうで怖い。

バルコニーの椿にメジロがやってきてしきりに蜜を吸っている。
メジロははやぶさ2に関心なんてないのだろうけどね。

はやぶさ2のりゅうぐう着陸に朝から沸く、2019年2月22日の朝の風景なのである。
仕事に急ぐ人たちもきっと朝、この快挙をみているのだろう。
心なしか、明るい顔にみえるのである。


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2019,2,18 バルコニー便り 月の灯り

2019-02-18 01:40:13 | 日記
森のピアノ、NHKでやっているアニメだが結構面白い、を見て、寝ようと思った。ショパン国際ピアノコンクールのシーンを見て気持ちが高ぶってしまって眠れない。

ふとバルコニーを見ると静かな月灯り。
ダウンを羽織って、表に出ると星々が美しく瞬いている。

遙かに飛行機のランプの光が
見える。

いくつもの星が見える。
長く佇んでいてると、体がどんどん冷えてくる。
それでもいつまでも夜空を眺めていたい。
そんな月の明るい真夜中のバルコニーである。



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中島みゆき 「ホームにて」 のすばらしさ

2019-02-17 14:36:16 | 音楽ノート
ユーミンのアルバムの話をしていて最後のほうで中島みゆきを褒めて終わってしまった。
中島みゆきの「ホームにて」この間、NHKsongsでやっていてあらためて聞いて、なんて奥深い歌だろうと思った。

中島みゆき初のNo.1ヒット・シングル『わかれうた』のB面に収録された“隠れた名曲”。1977年
当時のコンサートや、加藤登紀子と共演したフジテレビ「ミュージックフェア」(1978年2月21日O.A.)などでは、この曲を唄いながら泣く場面があった。中島みゆき研究所 http://miyuki-lab.jp/disco/song/ba047.shtml

東京に出稼ぎに来て、仕事がうまくいかなくてホームレスになったおじさんがきいたら涙を流すのではないかと思うのである。

ふるさとに向かう最終列車
お急ぎくださいと駅長がいう。
上野駅に違いないのである。
ふるさとはきっと青森とか秋田だ。
北海道かもしれない。でもそれは札幌や函館ではないのだろう。

空色の汽車・・・

夜行列車なのだろうか。
汽車、いい響きだ。

汽車なんだよね。

新幹線なんかじゃないんだ。
リニヤカー、ありえない。

上野駅のホームで一人たたずむ
ホームにて、ふるさとに帰りたいでも帰れない。
そうやって、東京に染まっていく。

いまやふるさとは人口急減社会になっている。

あのころ東京にやってきた若年労働者はいまや定年を向かえ、大都市東京の高齢化の中心層である。

ふるさとをもつ地方出身者が東京で成功した人もそうでないひとも皆涙ぐむ
中島みゆき「ホームにて」なのである。

中島みゆきの地方へのまなざし、地方出身者のまなざしの暖かさと歌の底に流れる社会性、これがいいのである。
だからやっぱり最後のところで
ユーミン<中島みゆきなのである。


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ユーミンのアルバム 結構すきな「悲しいほどお天気」だが・・・。

2019-02-17 13:59:40 | 音楽ノート
ユーミンのアルバム、結構すきなもの「悲しいほどお天気」
リリース1979.12.1

1. 「ジャコビニ彗星の日 -The Story of Giacobini's Comet-」 4:00
2. 「影になって -We're All Free-」 5:32
3. 「緑の町に舞い降りて -Ode of Morioka-」 4:41
4. 「DESTINY」 4:41
5. 「丘の上の光 -Silhouettes-」 6:04
6. 「悲しいほどお天気 -The Gallery in My Heart-」 4:53
7. 「気ままな朝帰り -As I'm Alone-」 3:20
8. 「水平線にグレナディン -Horizon & Grenadine-」 4:35
9. 「78」 5:00
10. 「さまよいの果て波は寄せる -The Ocean and I-」 6:26

1.ジャコビニ彗星の日は1972年のジャコビニ流星群をテーマにした作品だ。
古きよき時代の日本を思い出す。
2.影になって、何度もダイヤルする、指が痛くなる、というのが昔のダイヤル式の黒電話を思い出す。ドーナツ屋の薄いコーヒーってミスドのことだよね。
3.緑の町って盛岡なんだね。
そして、
4.代表作のDESTINY

とまあ続くのだが、
四畳半フォークじゃないということでニューミュジックの代表のユーミンである。
それぞれの曲は歌詞もメロディーも洗練されていて好きだ。

しかし、四畳半フォークじゃないとはいえ、そこには社会性はみえない、というところがユーミンのアイデンティティでもあるが弱点でもある。
経済的に豊かな都内在住の中産階級の娘のちょっとおしゃれな毎日、恋の風景、ノンポリ女の浅薄さが気になるところがある。
あるところまで絶対的に支持するが、歌詞もテーマも支持するが、しかし、最後のところでその浅さがきになるときがある。

久しぶりにあった元彼、安いサンダルをはいていて後悔するなんて、バカな女子の代表のような感覚だよね、って、思ったりする。
そこには、仕事をがんばろうとかそういうのではなく、所詮、女は恋に生き、いつもよい嫁ぎ先を物色しているというような女の姿である。

そこいくと中島みゆきのほうが、地方出身であるがゆえ、地方出身、しかも北海道という地方からみた東京のゆがみと憧憬があるので、いいなあとおもってしまう。
ユーミンは好きだが、時折、その「表面的」な「ブルジョア的」なセンスに辟易するときがある。

八王子の絵が好きな呉服屋の娘が金持ちの慶応野郎と結婚して、階層移動して何がうれしいのかと批判したくなる。
荒井より松任谷のほうが聞こえがよいので、すんなり結婚後も夫の姓を名乗っているところが嫌いなのである。

松任谷と結婚して歌が大ヒットして巨万の富を得たユーミンであるが、以外とさびしい老後なのではないかと思うのである。




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セクハラが横行する企業の話 メンタルを抱える女性労働者の多くはセクハラ・パワハラの被害か

2019-02-17 13:37:15 | 女性の地位
毎日新聞の
医療プレミア 誰も言わない うつの本音
の記事

セクハラが横行する会社の「あるある文化」とは
2018年7月11日 西川敦子 / フリーライター


・“お茶出しをするのは女性”という暗黙の了解がある

・担当と関係のない宴席に女性が呼ばれる

・上司の私用など、仕事と無関係のことを女性がさせられている

・女性の派遣社員のことを“女の子”“派遣さん”“○○ちゃん”などと呼ぶ

・「新しく来る子、かわいいの?」などと女性の容姿をやたらと話題にする

などである。

 「セクハラ加害者は突然、加害者になるわけでありません。“組織の土壌”が彼らを生んでいるのです」と話すのは、セクハラ問題に特化した労働組合「パープル・ユニオン」の執行委員長、佐藤かおりさん。2003年、派遣社員時代に受けたセクハラ被害で精神疾患を発症し、後遺症で就業できなくなった経験を持つ。2015年、国を相手取ったセクハラ労災行政訴訟で、日本で初めて勝訴した。

 自分の被害経験や、セクハラ問題の団体交渉、裁判などの支援を通じて、「セクハラが止まらない企業」は、もともと根深い問題を抱えていることに気づいたという。

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人手不足とか女性労働者が離職するとかいろいろ取り上げられているが、その根底にセクハラがあるということだろう。
筆者もつくづく日本の企業の人事権をもつような管理職の男どもは低レベルなセクハラ男が多いと痛感している。

女の子とかいつも使うし、
この間なんか、あるプロジェクトの人選をしているときに「きれいどころを並べて」と言い放った男がいて、
猛然と抗議したが、未だに謝罪していない。
大企業でもどこでもこのレベルである。

もし、女性の労働者がメンタルをやられて休暇をとっているというような場合は、セクハラやパワハラを疑ったほうが良い。
女性労働者がそもそもメンタルがよわかったのよ、では済まされないと思うのである。
上司はきちんと能力を認めちゃんとした仕事を与えているのだろうか。ハードルが高すぎるとか低すぎるとかそういうことはないのだろうか。
必死にがんばってきていざがんばろうと思っていた矢先、バカにしたような仕事とかそんなことでお茶を濁すか、なんてと不条理に憤ることもあるのではないだろうか。そういう日々が続けばメンタルやられるよね。
これは男性労働者も同じだと思う。

第三者機関に相談、訴えられるような窓口を必ず作る必要がある。
秘密を守り、相談したりしても不利益をこうむらない、そういう第三者機関であることが条件である。

日本企業の体質を変えない限り、女性活躍社会なんてくるわけない。
このままだとメンタルをやられた女性労働者が増えるばかりである。
滅亡に向かう日本である。


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