3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

はやぶさ2の快挙 2

2019-02-22 13:44:47 | 日記
はやぶさ2の快挙で、沸いている。

関連してはやぶさ1の「はやぶさ奇跡の帰還」というのを「そのとき歴史」でやっていて、それをみて
涙があふれてしまった。これがまたものすごく感動するyou tubeなのである。
https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%81%af%e3%82%84%e3%81%b6%e3%81%95%e3%80%80%e6%98%a0%e7%94%bb&&view=detail&mid=A8BA48E81DFC67666900A8BA48E81DFC67666900&&FORM=VDRVRV

再放送を期待したいのである。NHKさんお願いします。

「はやぶさ、そうまでして君は」という本が出ている。
プロジェクトを率いた川口先生の本である。

はやぶさ1が、その身を燃やして閃光となり夜空に散っていく。
カプセルを残して。
ドラマティックな話である。

プロジェクトのメンバーの人たちのはやぶさにかける情熱とロマンを感じる。

それは方程式を超えたところにある神との交信に近い超越した境地のようにも思える。

はやぶさプロジェクトは、最初の立ち上げから30年のときを超え実現するのだが、2010年6月、奇跡の生還を果たす。

しかし、その後仕分けにあい、また、2011.3.11を経て、日本の科学技術への信頼はぼろぼろになって今に至っている。
はやぶさ2の快挙でもう一度、科学への信頼とロマンを呼び戻すことができればと思うのである。

国立大学の研究費が削減されている。
文科省はすぐに効果をあげないような研究にはお金をつけない方針であり、研究者からは反発の声が大きい。

研究は、遊びが大切なのである。
すぐに役に立たないものが本当の研究である。

医学や薬学はすぐに患者の役にたちそうで、理解されやすいが、
宇宙科学とか地球科学とか極地研究とか、なかなかお金がつきにくく、苦労している研究者は多い。

われわれは少子高齢化社会で社会保障の費用を抑制しなければならないし、児童虐待が深刻なので児童相談所や児童福祉司も増やさなければならないけれど、地味なものづくりや生命の起源とか、そういう研究にも税金を投入する必要があるだろう。

そのために税金を上げるといっても国民は、少なくとも私と私の周りの人々は納得すると思う。

それにしても川口先生はながくこのプロジェクトにかかわって、もうすぐ定年の年齢だそうだ。
弘前高校から東大、北国の粘り強い精神力がこのプロジェクトを継続させたのだろうか。
このプロジェクトにかかわった科学者を心から尊敬するのである。

はやぶさ2の快挙だが、やはり自らの「命」をなげうってミッションを果たした最初の「はやぶさ」の偉業をたたえたい気持ちである。

はやぶさ2の写真です。









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2019.2.22  はやぶさ2の快挙

2019-02-22 09:41:15 | 日記
新聞各社が報道している。
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JAXAによると、はやぶさ2は、21日午後1時15分、高度20キロから降下を始めた。高度約500メートルに達した22日午前6時14分、着陸について最終判断した後、はやぶさ2は自動で降下。午前7時48分、着陸後に上昇したことを示すデータを受信した。
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朝起きて、何気なく日経メールをみて、はやぶさ2のライブをやっていることを知り、JAXAのサイトにアクセスすると相模原のプロジェクトチームの男たちの熱気でムンムンの映像。
7時ごろからずっとライブ映像を凝視しつづけていると、当初の予定は8時半ごろだったようだが、それより早く着陸したとのことでみんな抱き合って喜んでいる。
はやぶさ2がりゅうぐうにいって石を拾って、地球に持ち帰り、玉手箱をあけるっていうプロジェクトで、世界の宇宙科学者が注目していることなのである。玉手箱を開けるのは少し先で、2020年になるらしい。長いプロジェクトである。かかわった研究者も最初は若手だったのだろうが、いまや中年、もう定年が見えてくる人もいるだろう。

国際連携のもとに行われていることを副所長が話していた。政治的にはいろいろな軋轢もあるが知の探求、科学の進歩、技術の連携には国や国境や壁なんていらないし、あっという間にそれは飛び越えることが可能である。トランプ聞いているか?

かかわった人たちは18万人はいるとのこと。
このプロジェクトは国境をこえた知の結集、技術の連携のもとに成り立っているのである。

だから、まちがっても首相がでてきて、はやぶさ着陸おめでとう!とかいって日本の技術を誇るのだけはやめてほしいものだがそれに近いことをやってしまいそうで怖い。

バルコニーの椿にメジロがやってきてしきりに蜜を吸っている。
メジロははやぶさ2に関心なんてないのだろうけどね。

はやぶさ2のりゅうぐう着陸に朝から沸く、2019年2月22日の朝の風景なのである。
仕事に急ぐ人たちもきっと朝、この快挙をみているのだろう。
心なしか、明るい顔にみえるのである。


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