3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ポスト3.11ー何を問題とするのか

2012-09-25 10:42:06 | 現代社会論
3.11から少し経った。
今、何を問題として議論すべきか。

3.11より以前にあった問題、それは先ずリーマンショックの影響で雇用が底冷えだったことである。
非正規雇用の拡大、所得格差の拡大、そして地域格差、生活保護200万人時代をどうするのか。

少子高齢社会で労働人口が減少、日本の経済に暗い影を落としている。

エネルギー問題、再生エネルギーと原子力をどう組み合わせ、経済の減速を抑えながら行くのか。

それからアメリカと中国、韓国、北朝鮮、ロシアなどとの領土問題を含む外交問題、安全保障の問題

日本の教育力の低下の問題。経済の低迷と直結しているとも考えられ深刻である。
経済を減速させないためには、有能で高い技術力をもつ労働者が必要であるが、果たしてそういう労働力が確保できるのだろうか。
大学はなんちゃって大学、あるいは就活に血道を上げるぐらいしか能がないような状態。

文化の問題、アニメや芸能活動の低年齢化、どれだけ伝統文化を維持できるのかわからないほど薄っぺらになっている。
文楽も理解できず・・・。

安定した生活基盤の再構築、雇用の確保、女性労働者を保護しつつ少子化を食い止める。
再生エネルギーの開発、原発の絶対的安全化のための努力

アメリカを基軸にしつつも、中国とは絶対に友好状態を保たなければならない。日中が対立すると世界が不幸になる可能性がでる。

教育の底上げ。読み書きそろばんは基本だ。
自然に親しみ、四季を感じ、芸術を愛せる子どもの暮らしを作らないといけない。TV、ゲーム、アニメなど、コマーシャリズムから解き放たれることである。生身の人間、自然と接する機会を増やさなければならない。

ざっとあげるとこんなかんじか。
それにしても文化の停滞はたいへんな問題。
TVのちゃらちゃらしたのりは一体なんだと怒りをおぼえる。NHKでさえ、若者に媚び、コメンテーターろくでもないものを起用し・・・、文化をつくりリードするというような気概が感じられない。

東北の子どもたちが津波の脅威を乗り越え生き抜いた話をTVでみた。9.1だったと思う。
小学生の子どもたちが生き生きしていて頼もしかった。TVも見ているしゲームもしているのかもしれないが、自然と親しんで家族に大事に育てられてきたことがよくわかった。あのような子どもなら期待できる。本当に輝いている子どもたちだった。そういう子供たちに希望を見出したい。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出生前診断より妊娠中の女性... | トップ | 歌の仲間が亡くなったので献... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

現代社会論」カテゴリの最新記事