3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

大学生の就活戦線における激しい格差

2012-04-12 09:56:00 | 現代社会論
大学生の就活は大変である。
昨日のNHKの番組でもやっていた。
就活の期間が狭まり、短期決戦となり、会社も学生もすごく大変になっているとのこと。
会社の面接も圧迫面接がなんどもあり、学生はどんどん疲弊しているようだ。

リクルーター2回で終わったとか、ライバル関係にある会社はすこしでもよい人材をとろうと優秀な学生をキープするためにさまざまな手法をとって逃げないようにしている。
そのいっぽうで、会社説明会にもでられない学生もいる。

大学生だからといっても全部おなじ待遇であるわけではない。名ばかり大学生などこの不況のさなかに企業がとるわけがない。
高い学費を払って、4年間、バイトとサークル活動とおしゃべりぐらいしかしたことない遊びまくっている学生、ろくな文章がかけない大学生がおおすぎる。高いモチベーションをもつ上位のわずか数%が高額所得層に組み込まれることとなる。あとの学生は、気乗りしない会社にはいるしかなく、離職してしまい、不安定就労層となる。その結果、格差社会が拡大するということになる。なんとかならないのか。

NHKの解説委員がいっていたが、昔は商社などは一匹狼のような学生が入ったが最近はコミュニケーション能力のある団体型の学生を採用しようとするようである。
たしかに、昔は大物で器のおおきい奴が商社に入った。そして、けっこうでかい仕事をやっていた。

女性の参加がいわれているにもかかわらず、優秀な女子も苦戦を強いられているようで、気の毒だ。

女性の社員がトップにいないのは先進国のなかで日本ぐらいだ。一匹狼もいない、優秀な女性も管理職にいない、だから日本は沈没しているのである。

労働の効率化をはかり、長時間労働をやめ、なれあい男社会の人事をやめて、面白い人材を採用すれば、日本は生き返れる。
今のまま、アホな大学生を放し飼いにして、つまらない人材を養成し、そんな人材を採用している限り日本の未来はないだろう。

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