3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

NHK そこが知りたい!「新政権で日本はどう変わるのか」

2012-12-30 17:56:35 | 現代社会論
昨夜は、NHKのそこが知りたい!「新政権で日本はどう変わるのか」を夜中に見た。といっても長い番組なので、途中から録画して今朝、年末大掃除をしながら、見た。第三部は夕飯を食べながらみることに。

レンジをゴシゴシやりながらなので、真面目にはみていないのだが、第一部新政権で何が変わるのか、で主に政治・外交と経済政策、第二部は社会保障政策についてNHKの解説委員が雛段に並び、あれこれ発言して議論する。朝まで生TVをNHKが解説委員でやるという番組で結構楽しめた。解説委員がこんなにいるとは、たしかに皆解説番組などで見ている人たちで馴染みがあっておもしろい。それに、変な社会学者?もどきのようなコメンテーターが出てくるおなじNHKの番組より、よっぽどまともであった。いつもこれでいいではないか、と思う。夏の参議院選用のリップサービスに惑わされないようにしなければならない。

新政権と日銀のせめぎ合いも厳しいものがある。
マクロ経済は一般人にはわかりにくいものであるので、簡単に理解されないと思う。ここが問題である。

増税をする。加えて、どうしても、社会保障の費用をスリム化するしかないだろう。その際、社会保障の恩恵、たとえば、介護保険サービスを広く薄く供給する。そして、機能低下は徹底的に防止する必要があるだろう。社会保障費用を削減するという論議をするとゼロか1の話になってしまう。社会保障は広く薄くがよいのだ。介護保険を利用するか否かではなく、軽いサービスを多くの人が利用し、そして、それが重篤化を防止するのだから。それがひいては、社会保障を持続可能にすることにつながるのである。

間違っても家族介護を前提に、それができなくなったら社会サービスに、というような発想になっては絶対にだめだ。安倍みたいな保守派はそう言いそうで今から気が重い。
多くの人が広く薄く利用することによって、家族介護の破綻をできるだけ防ぐ、それが重要なことなのである。


コメント
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