3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

親を看取るということーその3

2012-12-05 14:59:28 | 日記
そういうわけで、私の父は亡くなり、母はがん闘病中なのである。

母のことが気がかりな毎日であるが、重なるときは重なるもので、先週の火曜日、配偶者の母が心筋梗塞で緊急入院した。

家には腰がまがった父が残された。彼は元気で食欲もありボケてもいない。何の問題はないが、歩行が少し困難である。

幸い、義母は対応がはやかったためであろう、順調に回復している。
退院も見えてきた。

ただし、義母が入院中および退院後の療養中はどのように義父を支えるのかというのが問題となった。
1.とりあえず、食の確保、これは子どもたちが交代でやる。
2.義母の介護保険の申請、入院中に要介護認定を受けてもらい、退院時に必要なサービスが受けられるような体制にする。
3.義父も要介護認定を受けてもらう。
4.義父の食の確保のために配食サービスを調査し、おいしくて安心なものを選ぶ。
5.退院後の義母の生活をささえるための食、医、掃除洗濯などの生活支援の体制を整える。
とにかく介護保険の申請だ。

配食サービスがあれば、食の確保ができるので、安心である。
安否確認と兼ねているようなサービスもあるようだが、まず、おいしくてバラエティにとんだメニューがあればありがたい。まずくてメニューも単調なサービスはいらない。金額もバカ高くなければ普通の年金ぐらしでまかなえるものならありがたい。


配食サービスで安否確認を兼ねているものもあるらしいが、あれはあまり有効ではないと思われる。配達時に在宅であることを強要され、窮屈である。
高齢者は自由に外出したいのだから、弁当のために外出を控えることになって本末転倒だ。

高齢者は食べることが大好き、それしか楽しみがないようなもの、だから、お弁当のサービス、デーサービスの食事もそうだが、とにかく、楽しめるものをお願いしたい。

福祉はすぐ安否確認だの孤独死防止だのというけれど、それより今が一番楽しいというような状況をつくることにもっと時間とお金をかけるべきである。慈善事業ではないのだから、ゆとりのある高齢者もその対象とすべきなのである。
コメント
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