3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

川島良吉さん94歳の立候補

2012-12-19 16:13:29 | 現代社会論
2012.12.19朝日の朝刊に全国最高齢の候補者、川島良吉さんの記事が掲載されていた。
慎太郎より「俺のほうが年上だ」とか。たしかに。

憲法9条と反原発を掲げた。21歳で陸軍歩兵として中国戦線に送られた。
「政治家は敵地には行かない。犠牲になるのは弱者や貧乏人だ」という。
おっしゃるとおりである。
元気な94歳。外国メディアも注目したそうだ。元気のよい高齢者、応援したくなった。
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-20716527
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戦場のアリア(Joyeux Noel)観る

2012-12-19 15:08:18 | 日記
クリスマスが近づいてきた。
ヨーロッパの人々にとって、それは特別なこと。
彼らは12月に入ると毎日毎日クリスマスを待ち焦がれる。

戦場のアリアを観る。

1914年、第一次大戦中のクリスマスの話。スコットランド兵のバグパイプによる歌とドイツ軍のテノール歌手のきよしこの夜。
すばらしい。歌でなんとか戦争を終わらせることはできないものか。クリスマス休戦がいっときのものでなく、両者が歩み寄るきっかけになったなら、戦争も違った局面をむかえることができたのか、それは無理だったのか。

大量殺戮兵器によって900万人が亡くなったWW1、そして人間はおろかにも第二次大戦へと突き進んでいく。
戦争をやりたい政治家や軍部のトップ、実際に前線の兵士たちのあいだにある大きな意識の違い。

だれだって戦争なんかやりたくないのだと前線の兵士は思っている。

「ドイツ人を殺せというあんたより、ドイツ人のほうがずっと人間的だ」
というフレーズがすべてを表している。


歌の吹き替えは ナタリー・デッセーと ロランド・ヴィラゾンである。
デッセーの声の感じとDiane Krugerという女優の雰囲気が少し違う感じがするけど。

とにかく、みんな、戦争なんて嫌なのだ。クリスマスにはきよしこの夜をうたい教会に行きたいのだ。だれもがふつうの人なのに、なぜ、戦争に突入してしまうのか。歴史の歯車は人々の思いとはうらはらに逆方向に動いていく。

我々はこの愚行、なんど間違えれば気が済むのだろう。

知らず知らずのうちにいつか来た道をまた歩いているのだろうか。

戦争を語り継ぐことの必要性を痛感する。
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