3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

大震災のあとの断捨離

2011-07-12 14:28:18 | 日記


3.11以後の私の生活変化といえば、もちろん地震津波原発事故と政治的混乱について、日常的に関心を持たざるを得なくなったことが第一にあげられる。3.11以前のすべての価値は塗り替えられている。もう以前に戻ることはできない。3.11を基点にしてすべての社会システムを考えるようになったと言える。

身近なこととしては、

1.このブログを始めたこと
2.エネルギー政策に対して以前より一層関心が高くなったこと
3.それまで見なかったHPや動画サイトを新規開拓したこと、などがあげられる。

付随して、書棚やCDラックの整理をせざるを得ず、現在、断捨離決行中である。

書棚はもう一杯で、その手前に雑然と置いてあった本が震災で散らばった。その奥に忘れていた本たちが発見されたり、また、書類の間に挟まって忘れられていた抜刷が発見され、とても懐かしい気持ちでいっぱいになったりしている。

「私をお忘れなく」と言われたようで、再び抜刷を読んでみたりして、そうそう、こういう視点を最近わすれていたなあと、あれこれ考え、新鮮な気持ちになったりしている。

書棚から本が散乱しているのをみて、わかいもんがお手伝いしましょう、とあれこれ手伝ってくれるのだが、人に頼んでも、いや、その本はこっちだろうとか、その本は上下があるんだった、なんてことは彼ら彼女らにはわからないらしく、私からしてみれば、なんの思想もへったくりもない整理?の仕方で、困ってしまう。
ここはやはり時間をかけて自力で整理しようと思い立ち、無駄な本は思い切りよく捨てましょうといわんばかりにがんがん捨ててる。とまあ、そんなわけで震災後の思わぬ行動様式変化である。

CDも大変である。ピアノの上のラックにきれい?に並べてあったのだが、歌曲やオペラの楽譜が震災で散乱してしまい、3.11の夕方は途方に暮れた。お気に入りのCDのケースが割れて傷がついてしまったのもあり、天災地変とはいえ悔しい。

東北の人々は、CDどころか家屋のすべてを流され、家族も失ってしまったのだから、比ではないだろうけれど。
コメント
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