教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

3月最後の教室 コブシ咲き蝶が舞う♪

2016年03月19日 | 教室風景

3月最後の教室日となってようやく晴れました!
明るく暖かい風が吹き、気持ちよく描くことができました。


この日はめでたく♪たくさんの作品が完成した日で撮影などにバタバタして
しまい、午前中の教室風景はもうお帰りになった方もいる正午に撮影。
大切な道具を片付けたり談笑したりとのんびりした光景ですね。


午前中にIさんが日本画作品を2点、Tさんが3点。午後にSさんとMさんが
水彩画作品をそれぞれ1点完成させました。順次ご紹介してまいりますので
お楽しみに☆
春休みをはさんで、次回の教室日は4月8日です!

上郷森の家の別館中庭のシンボルツリーのコブシは


こんなに花開きました♪
4分咲きというところでしょうか。これからまわりのヤマザクラが咲いて
中庭から見える光景はさらに美しくなります。

コジュケイとガビチョウが声をはりあげる中、ウグイスも頑張っているな~♪
小鳥たちの歌声を聴きながら森のこみちをゆくと


目覚めたテングチョウが道の真ん中で縄張りを主張していました。


たしかに天狗のような顔つき♪覚えやすい名前の蝶です。


あっ、ニリンソウが一輪だけ!

しゃがんで花を撮っていたら周りでブ~~ン・・・

早春にしか出会えないビロードツリアブです♪
さまざまな色と大きさのものがたくさん飛び回っていました。


キタテハも道の真ん中で。春ですね~♪

今はまだクヌギやコナラの新芽は色づいていないようですが
20日後の森の彩りは、生き物たちの動きはどうでしょう?
芽吹きの森を散策するのが今からとても楽しみです。

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4ヶ月前の疑問が解けてスッキリした午後

2016年03月18日 | 散歩

ポカポカ陽気のなか早春の花々を探しながら歩くと


スミレだ~♪
その左側にはスギナ!ということは土筆を見逃した?
まだ違う土手に行けばあるかな~。


フキノトウはもうすっかりとうがたって花開く頃。
ハエの仲間なのか昆虫がよく訪れていました。

この日嬉しかったのは


ちょうど4ヶ月前の11月中旬に撮影したこの植物の正体がわかったこと♪

粒々した長い紐様のものがぶら下がっていますがなんと花芽なのだそう。
錦に染まった葉の色がとても美しいこの植物の名前が秋の時点で不明
だったことをはたと思い出し、同じ場所に行ってみたら


キブシの花が咲いていました!はぁースッキリ♪

ほの暗い森で揺れるこの花を見れば春が来た~♪と嬉しくなりますが
秋まで楽しめるとは知りませんでした。


クリスマスローズたちはますます元気。そういえばこの植物の秋の姿って
知らないな・・・今年は見てみよう。

椿の木が動いているので何が出てくるのか待っていたら


ヒヨドリがピンク色の椿の花びらをくわえて飛び出してきました。
花が好きなんですね~。


日陰の切り株の上で丸まっていた尻尾長猫さんは人待ち顔。
こちらを見ながら可愛い声で鳴いていましたが、人間の言葉になおせば
「待っているのは君じゃない、あっちいけ」というところでしょうか。
近づきすぎてしまったようです。

きょろきょろしてあちこち歩き回ったら汗をかきました。
猫も人間も、衣替えをして身軽になれる日が近づいていますね♪


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淡水魚カジカを丸呑みするコサギ

2016年03月17日 | 生き物

ルリタテハに会えて心晴れ晴れとなった日は運がよく
水辺で面白いシーンに遭遇できました。


たくさん飛来していた冬鳥たちは多くが旅立ち、わずかのヒドリガモが
残るのみ。心なしかバンがのびのび泳いでいるように見えました。

白サギが水深の浅い池の方に舞い降りたのが見えましたが
コサギだとわかったので焦ることもなくそちらの方へ歩いていきました。

すると・・


なにかくわえている!

カエルだと思って拡大してみると


大きい魚!淡水魚のカジカのようです。
この池は調整池で普段の水深は浅く、ほとんど水草や石もなく
メダカなどはともかく大きな魚はいそうにないところなのです。

数年前に死んだカジカが浮いているのを見たことがありましたが
誰かが放したのでは、と勝手に思っていました。


大きい獲物をなかなか飲み込めないようで、土手におろして小休止。
歩き回りながら魚を出したり入れたり苦労していました。

そのうち


上をむいてスルリ!


細い首がカジカの形になりました。


魚はすぐお腹におさまり、いつもどおりの姿に。
なんだかスッキリした顔をして脚先で泥の中の獲物を探り始めました。

な~んにもいないと信じ込んでいた近所の小さい池に淡水魚のカジカが
棲んでいたなんて!嬉しい発見でした。
オタマジャクシ以外に池をのぞきこむ楽しみがひとつ増えました♪


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大好きな蝶ルリタテハに会う♪

2016年03月16日 | 散歩

やっと晴れた日、午後遅くにクヌギ林がある公園に行きました。
早春の花を探すのが目的でしたが


ああっ、ルリタテハが飛んできた!今年初めての出会いです。


会いたかったよ~!
ルリタテハは近所でよく見られますが、何度会っても撮影せずにはいられない
大好きな蝶です。

早春の花はといえば


早くもカタクリの花が咲いていました♪


春ですね~♪
近くにカンアオイも植えられているし、いつかギフチョウがやって来ないかな?


ミツマタはよい香りをただよわせていました。

黄金色に輝く木が!


それは満開のサンシュユの花でした♪


近くで見ると小さな花が放射状についています。
秋は赤い実が見られますが、鈴なりになっているのを未だ見たことが
ありません。この花のごく一部しか結実しないということでしょうか。

ものすごいスピードで飛び回るルリタテハを2か所で追いかけ大満足♪
俄然目にも脚にも力が入りあやしさに拍車がかかってしまいました。

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3月四回目の教室 可愛い野鳥ウソに会う♪

2016年03月15日 | 教室風景

3月四回目の教室はまたもや雨降り!これで3回連続です。
寒くて光も弱いけれど今できることをコツコツ積み重ねてゆきます。


岩絵の具をとくはしから皿の上の膠が固まって電熱器のお世話に。
室内は空調がきいているとはいえ膠加減にはとても気を遣います。


岩絵の具、水彩絵の具、色鉛筆、パステルなど様々な画材で制作する皆さん。
仲間同士の制作過程を目にすることも良い刺激になりますね。

朝の森はコジュケイたちの歌合戦で賑やかでした。
寒くて縮こまった前回の反省をふまえカイロを貼り着膨れて歩きました。

うつむいて咲くモミジイチゴの花


優しいオトメツバキにも雫がきらり♪


あっ、コジュケイ!
濡れないよう仕舞っていたK-rくんをごそごそ取り出しているうちに
目の前を6羽が駆け抜けてゆきました。

フィー フィ ーフィー 
どこからか笛の音が・・・

よく見ると、ウソの小さな群れでした。上のまん丸さんはメス。
やっぱり可愛いな~!
この冬は数が少なく感じました。暖冬だからでしょうか。


カエデの芽先が光っている!

接写してみたら幼いシロカネグモの仲間でした。
この蜘蛛が大きくなる頃には森が青々としていることでしょう。
そんな虫を探し歩く日が心から楽しみです☆


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春の彩り 春のあじわい♪

2016年03月14日 | その他

母の誕生日、明るい色のお花を選びました。


父が元気な頃、素敵なアレンジメントフラワーを「おめでとう!」と手渡しし
母が嬉しそうに受け取っているシーンを何度も見ました。思えば特別な日に
限らずいつも母に『I love you』の気持ちを朗らかに伝えていましたっけ。

姉は母と一緒に出かけ靴や服など色々買い物したようで
私は昔からある地元のケーキ店でお誕生日ケーキを買っていきました。
今年もお祝いできるのはありがたいことです。ずっと元気でいてほしい。


「私、モンブラ~ン!」
勢いよく栗をほおばる羨ましいほど胃が丈夫な母。
この中で春らしいのは左奥のイチゴケーキでしたが


姉が珍しいと買ってきたウーピーパイも春色♪
初めて名前を聞きましたがアメリカ出身のお菓子だそうです。
間にはさまっているのはバタークリームで、上下の円盤状の生地は
やわらかいクッキーもしくは気泡がたくさん入った硬めの甘食というところ。
ものすごくボリュームがありました。


この時はいただきものの和菓子までありました。
左奥のお菓子ははじめ菊と思いましたが、もしかして牡丹?


右奥の花びら形はこんなオカメザクラかな。


うっとり・・なんて美しいのでしょう。


季節はやどり♪
クマバチの羽音まで聴こえてくるようです。
お菓子って見ているだけで嬉しくなります~♪

さすがにいっぺんにはいただけず、楽しみは持ち越されましたが
甘い春の色と香りにお誕生日の母はご機嫌。
仏壇に手をあわせ「皆笑顔でいるよー!」と父に報告できました。

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新しい季節 新しい風景

2016年03月13日 | 散歩

友のS子が数日後に引越しをするというので手伝いにいくことに。
川沿いを歩いて駅に向かいました。


ヤナギの穂。とてもきれいな若葉色♪
ヤナギって種類が多いのですね~!名前を調べたけれどわからないまま。


あっ、白い羽があるカラス!


この羽色は生まれつきかな?
木の実を水辺で出したりくわえたりしているのが洗っているようでした。


風が冷たい。ヒヨドリも羽をふくらませていましたが


コブシは咲き始めていて


ハクモクレンは7分咲き!
どんより暗い遊歩道に灯がともったようでした。

電車を乗り継いで行った世田谷区の街。混雑する環状8号線沿い・・

友の住むマンションから見た光景はやはり都会的でした。

あれこれおしゃべりしながら手を動かし片付け、ゴミ捨て場を往復して
街をもっと撮ろうと思ったけれどその余裕もありませんでした。
感心したのが家具はもちろん食器や調理器具にいたるまでセンスの良い
ものばかりなこと。考え方が生活に出ていて風通しのよい空間でした。

これからしたいことはまず好きな時間に起きて海辺でのんびりすること。
と話す忙しすぎた友の晴れ晴れした笑顔に嬉しくなった春の午後でした。


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3月三回目の教室 冷たい雨が降りつづく

2016年03月12日 | 教室風景

3月三回目の教室日は雨降り。そのうえとても冷え込んで
真冬に逆戻りしたようなお天気でした。


アトリエ内は皆さんの熱気のおかげで暖かです♪
やや長くなる春のお休み目前、どんどん描き進めておきましょう☆

午後にMさんが水彩画作品を完成されました。のちほどご紹介いたします
のでお楽しみに☆


午後の部では大震災のあの日、尋常でない大地の揺らぎをこのアトリエで
ともに体験した皆さんと、今後あのような災害があった場合はどのように
対処したらよいのかお話ししたりしました。


朝の森を歩くとあいかわらず小鳥たちが懸命に食べ物探しをしていましたが
なかなか撮影させてもらえませんでした。

コブシがいよいよひらき始め、アセビは満開
背景が青空だとさらに良いのにな~。


トサミズキの花は眩いばかりの檸檬色に♪
これらの花々は上郷森の家別館の中庭や駐車場で見られます。

横浜自然観察の森の中へゆけば

ニリンソウは一輪だけ。これからが楽しみです!

今みごろなのはさまざまな椿


凛とした佇まい


もうだいぶ花びらがおちているものもありました。


ほかにも大輪のもの、変わり咲きのもの、八重のものなのありますが
この日はその場所まで歩いていく時間がありませんでした。

池をのぞいたら順調にヤマアカガエルの卵塊は増え、元気に泳ぐ
オタマジャクシもたくさん見られました♪
次回は傘を持たずに春を探して歩き回りたいもの。青空が恋しいです。


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いつもの散歩みち

2016年03月11日 | 生き物

5年前におきた大震災の日も金曜日でした。
金曜日の午後教室で大きな揺れを感じ、Sさんがバイクで素早く
環状4号線の信号機が機能していないことを確認してきてくださったので
すぐ解散しました。


あの時も小雪が舞う寒さ。
かえりみち、一般の方が数箇所の交差点で交通整理をしてくださっており
とても感動したのを覚えています。

あの日と変わらぬ散歩道で出会う生き物は慣れ親しんだ顔ぶれ。


ただ生きることに懸命な動植物に元気をもらって


ときおり立ち止まって見つめていると心が宙に浮き、ふと
父の笑顔や思い出がうかび上がってきます。
会いたいなぁ。


岩手県内陸部で生まれ育った父は震災前になくなりましたが
あの惨状と今も大変な被災地の方々がいることを知ったらどんなに
悲しんだだろう。TVで懐かしい土地や語り口を見聞きするたびに思います。


深いかなしみを抱える人々に少しでも多くの安らぎが訪れますように。


あたたかな春がはやくやってきますように。




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嬉しい発見 ぷるるん卵♪

2016年03月10日 | 生き物

目覚めた蝶に会えた先日はさらに嬉しい出会いがありました。


青空にマンサクの黄色が映えていました。


乾燥綿のような花びらが楽しい♪

カッカッカッ・・・小さな音がするほうを見ると


大好きなジョウビタキ女子!まだとどまってくれていました。

どれどれ池はどうかな?


ほほぉ、先下旬に産みつけられたアズマヒキガエルのひも状卵塊は
発生が進んでもうひもがほどけたようになっています。

水の中にカメラを入れてみると

おなかぽっこり!
ヤマアカガエルのものとはやはり違います。


まだ泳ぎだしていませんでしたがオタマジャクシらしくなっていました。

この池では5年ほど前まではヤマアカガエルはまだ寒いうちに産卵、
その後だいぶ遅れてヒキガエルが産卵する様子が見られました。
けれど年々ヤマアカガエルの成体が見られなくなり、卵塊が激減、
とうとう今年はひとつの卵塊も見られなかったのでヤマアカガエルが
全滅してしまったのかと思っていたのですが


ヤマアカガエルの卵塊が3つありました~!
雨が降った前日か前々日に産みつけられたようで、タピオカのような卵は
あまり泥をかぶらず綺麗なままでした。


上半分がヤマアカガエル、下半分がアズマヒキガエル
この光景が見られてよかった・・。

あまり手が入っておらず鬱蒼としていたこの公園はこの冬かなり木が切られ
池もつぶされ、今までしていなかった落葉の撤去もされ地面が露出するという
大きな環境の変化が起きていたのですが、いのちはつながっていた♪
野生動物のたくましさにあらためて感動したひとときでした。


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