教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

サクランボ・アンズ・プラム♪バラ科の花々

2016年03月24日 | 散歩

甘~い花の香りに引き寄せられてゆくと


ユキヤナギが満開でした!
ここはたしかに日当たりがよいけれど今年は見頃が早いよう。


ユキヤナギの小さな花を近くで見るとさすがにバラ科。
梅の花のような形です。

ユキヤナギの向こうを見れば


桜です♪「オオカンザクラ」の名札がかかっていました。
オオシマザクラとカンヒザクラの交配種だそうでやや早咲きです。


ちょうどヒヨドリの群れがやってきていました。

同じ日に撮影した花盛りの木の花はみなバラ科!


桜桃、すなわちサクランボの花
白い花が団子のようにまとまって咲いています。


淡いピンク色の花弁、紅色のガク。甘酸っぱい香りのこの花はアンズ。


眠りから目覚めたキタテハが蜜に夢中になっていました♪


こちらはプラムの花。枝がツンツンしている印象です。

サクランボ、アンズ、プラム、さらに梅。6月頃の実が楽しみなものばかり。
花の形は似ていますがやはり、枝の出方や木肌はそれぞれ違います。

もう何年も前の春に福島県を旅した折、真っ白い花が咲き誇る果樹園で
「何の花だろう?」と話していたら通りかかった女性が「ソルダムだ~」と
教えてくださったっけ。
バラ科の実のなる木の花を見るたびに、すべての春の花がいっぺんに
咲いていた里山の光景と実直な人々が懐かしく思い出されます。


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Iさんの新作日本画2点

2016年03月24日 | 教室風景

Iさんはお庭のお花を2種描かれました。


「可愛い華」 日本画 F4

金箔、銀箔を用いた作品を続けて描かれて箔の楽しさに目覚めた
Iさん。艶やかな色の親和箔にあわせて葉の色を変え、晩春の光の
粒を思わせる丸い紋様の構成も新鮮で爽快な春らしい作品です。

近づいてみました。


親和箔は厚めで扱いやすいように見えますがよく滑り、岩絵の具を
上にのせるのも苦労します。2色の箔を用いた青白の丸い模様も
紙やすりを駆使して根気強く作業され、美しい仕上がりとなりました。


「鉄 線」 日本画 F4

2色の箔を用いて直線的に構成された背景は鉄線の咲く5月初旬の
明るく清んだ日差しを感じさせます。柔らかく奥ゆかしい風情の花は
強く鋭い印象の箔地によってさらに華やぎ生命感がみなぎっています。


ところどころ感覚的におされた若葉色の箔の欠け具合も絶妙で
リズムが心地よく、墨を垂らし込んだ葉の透明感がよいアクセントと
なっています。幅の広い表現で見るほどに心浮きたつ作品です。

思い切りがよく作業も手早いIさん。これからの箔作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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