Mさんは地元の馴染み深い光景を描かれました。
「晩秋の海」 水彩画 F8
ウインドサーフィンをする人々でにぎわう相模湾。深い色をたたえた
海に夕日が照り映え、神秘的な光の道ができています。同じ場所で
何度取材しても光景は変化に富んでいてめまぐるしく移り変わり・・
強く心に刻まれたものを構成し直し夢のような光景を表現しました。
近づいてみました。
水を多く用いてやわらかく大らかに下地を作ったのち、細やかに
タッチを使い分け海原の広がりと奥行きを表情豊かに描きこまれました。
絵の具を洗った輝く夕日や風をきるサーフィンの様子、遠くの富士山や
灯台などこだわりのある力強い表現にこの光景への愛を感じます。
Mさんの作品はどれも明るく清々しく、光に満ちているのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
ゴールデンウィークの長いお休みを挟んで久しぶりの教室日。
爽やかに晴れがって制作にぴったりな陽気でした。
天窓からの光線は力を増し、すっかり角度も変わりました。
こんなに気持ちの良い日がいつまでも続けばいいのにね~とお話しつつ
4ヵ月後の作品展に向けてぐいぐい描きすすめました。
元気になって復帰されたKさんはさらにパワーアップ!本当によかったです。
午後にMさんが水彩画作品を、Oさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
森はすっかり初夏の装い。朝から気温が上がり汗ばむほどでした。
甘い香りを漂わせているニセアカシアのまわりには蜂たちが
アジサイに似たヤブデマリは満開
シロバナハンショウヅルの花はもうほとんど咲き終わっていました。
星型で真っ青な花!名前まで素敵なホタルカズラ
遠く草むらの中でしたが背の高いエビネも見えました。
森は一年の中で今が一番素晴らしいのではないでしょうか!
どこもかしこも生き生きとして力がみなぎっているように感じます。
連休中バーベキューをする人々でにぎわっていた公園には
もとの落ち着きがもどっていました。
さえずらず食べ物を探すこともなくじーっと小枝にとまりつづけていた
シジュウカラ。不思議で長いこと凝視してしまいましたが、小鳥側も
こちらが何をしようとしているのか観察していたのかもしれません。
楽しみにしていた鉄線コーナーが花盛りとなっていました。
今年は花数が多くあまり虫喰い穴がないようでとても元気です!
それでも小さな生き物が集まっていて、ハチ類はもちろん
今年はじめてのコアオハナムグリ
キリギリスの幼体かな?
ササグモもまだ幼いようです。
葉裏にはムモンホソアシナガバチ
イモムシも結構いて、食うものと食われるもの多種多様な生き物が
見られました。
これは違う葉っぱの上ですが小さくて赤紫色に光る甲虫がいました。
誰もいない静かな花園で小さな生き物と向き合っていると
体がこの場にないような不思議な気持ちになる瞬間があります。
昨年の晩夏に蚊の猛攻撃を受けた森を歩きました。もちろん今は
快適であるものの目の周りにたくさんの黒い虫が寄ってきました。
それはメマトイと呼ばれるコバエだそう。蚊よりはずっとましですが
ちょっとゴーグルがほしくなりました。
この春はツマキチョウ運があります♪
もしかしたら今まで存在に気付けていなかっただけかもしれませんが。
このモンシロチョウにとても似ていますが明らかにに飛ぶ姿は違っていて
ツマキチョウはふんわり飛んでのんびりしているように見えます。
この白っぽいモンキョウのメスも少しだけ似ていますね。
森は小鳥たちでおおにぎわい♪
可愛らしい高音のさえずりに目をこらすと
せわしなく動きまわるエナガちゃんたちでした。
頭部の色が薄くてお腹もふわふわ。
巣立ったばかりの幼鳥のようです♪
こちらはウグイス。長い曲を歌い終わった直後のためか
胸の部分が盛り上がっていました。
蚊の天国になる前にあと何回か訪れたいものです。
この連休は例年通り近所を散策する毎日でしたが
一番嬉しく印象的だったのは水辺での出会いです。
素敵な木道♪真冬に訪れたときは当然のことながらあまり変化はなく
あっという間に渡りおえてしまったのですが・・・
以下ヘビが続くので、蛇嫌いの方はご注意ください。
ガサガサ池の中の草が揺れたのでよくみると
2匹のシマヘビが絡まっていました。
ゆらゆら頭をゆらしながら少しずつ移動していきます。
草の向こうでよく見えないのが悔しい!
絡み合うダンスはしばらく続きました。
これはオス同士。メスをめぐって争う繁殖期の行動のようです。
動画で撮っておけばよかった・・美しい動きでした。
あともう一種。
かなり遠く、川の中州で大きなアオダイショウが移動していました。
川を泳がないかな~と長いこと見守っていましたが
草陰で落ち着いてしまいました。
今繁殖期の蛇たち。これからも出会いが期待できます♪
早春の産卵行動の頃から通っているカエル池での今の様子。
濃い色で小さいのはヒキガエルのオタマジャクシ、大きなサイズの
ものはヤマアカガエルのオタマジャクシです。
ヒキガエルの産卵の方が遅いのにヤマアカガエルより成長は早いようです。
このオタマジャクシたちを狙ってヤマカガシが出てこないかな。
いつも待ち構えているのになかなか現れてくれない・・。
だからこそ蛇たちと出会えたときの喜びは格別です。
晴れて風もなく暑いほどだった先日、ポピーが咲いているという
畑に行ってみました。
まだ半分以上が蕾で見頃はこれからのようでした。
近くの休耕地では薄紫の花畑。草丈は60cmくらいで花は小さめ。
アザミの仲間だろうと画像検索してみましたがわからずじまい・・・
外来種なのかな?
黄色いお花畑だ~♪と近づいてみたらブロッコリーの花でした。
咲かせているのは種をとるためでしょうか。
通りかかった公園にはすてきな藤棚♪
クマバチなどの蜂たちがたくさん訪れていました。
なんて凛々しい!歌舞伎役者のような白猫さん
みずみずしいむべの花も見られました。似たように感じる
あけびよりも開花が遅いのですね。
色と香りとエネルギーに満ちた5月は散歩も楽しいです。
強い日差しに爽やかな風♪
庭のほの暗い場所に、今年もエビネが咲いてくれました。
オダマキにスズランにシランにニワゼキショウも花盛り♪
毎年サンゴジュハムシの幼虫に穴だらけにされてしまう
スノーボール。今年は根回りの土を捨て、新芽のうちに薬を
スプレーしたので綺麗な花が見られました。
今はアブラムシ天国で特にウメ、グミ、アケビ・・。びっくりするほど
種類が多く、じっくり見るとさすがに背中がかゆくなってきます。
ウメの木の下にいると花吹雪のように風に舞っているのが見える・・・。
薬剤は散布したくないので、できるだけ剪定することにしました。
やることが多すぎる庭仕事に3人でもまったく時間が足りず・・・
一人で作業していた父のすごさをあらためて感じました。
母がほうきを手にしたとたん、野良猫にゃんきちがやってきて大鳴き。
甘えられてよかったね~♪
ちりとり踏んでるよー。
にゃんきちを母に任せ、姉とひたすら剪定し続けること数時間。
きれいなヤマトシジミ♪
カタバミの草むしりまで手がまわらないので庭で繁殖しているのかも。
途中生き物を見つければ撮影したりにゃんきちをなでたりしているので
なかなか作業が進みません。
ワタアブラムシがたくさんついているのを発見し、急遽剪定することに
なったキンモクセイ。枝に大好きなニホンアマガエルがいました♪
その後、長いこと日にさらしてあった菊土の残りなどを
大玉と中玉に振り分けようと準備をしたら
いつの間に!
だんだんにゃんきちが現場監督のように思えてきました。
ウメの状態があまりにもひどすぎて後回しにしてしまいましたが・・
天敵のテントウムシがいて、卵や幼虫もけっこうな数見えたけれど
ぜんぜん足りない!クサカゲロウも早く来ないかな~。
青空の広がった日、木漏れ日の森を歩きました。
小鳥のさえずりを聴きながらクヌギ林をいくと
ひらひら~♪きれいなコミスジが舞い降りてきました。
低いところを飛んでいたのはヒメウラナミジャノメ
ここ数日でよく見かけるようになりました。
このキタテハは翅がかなりいたんでいたのに驚くほど力強く飛び回り
縄張りを守っていました。
散歩道の近く、腰の高さほどの木のうろの入り口に
イモムシをくわえたシジュウカラがとまっていました。
離れたところから見守っていると・・・
少し周りを気にしたあと穴に飛び降り、すぐさま飛び去った後は
近くの枝で待機していたもう一羽が同じ動作をはじめました。
まさかこんなに地面に近い場所で子育て中?
番が飛び去ったのを確かめてから素早くnikon AW100を差し込んでみると
いました!かなり深い場所に4羽でしょうか、シジュウカラのヒナたちです。
その後も親鳥たちが一生懸命食事を運んでいる様子が見られました。
あんなに低い位置の巣で猫や蛇に狙われないのでしょうか。
ガビチョウも大きなイモムシをくわえていました。
どこかでヒナたちが待っているのですね。
新しい命があふれる森。その場にいるだけで元気をもらえます。
近くの果樹園ではブルーベリーの花が満開となっていました。
そこへは入れ替わりたちかわりクマバチたちがやってきて
羽音が賑やか。大人しいハチだと思うと安心して観察できます。
今が盛りのツツジにもハナバチが。お尻だけが黄色くて
全身ふわふわ。クロマルハナバチでしょうか。
アイビーの葉裏まで念入りに調べていたムモンホソアシナガバチ。
巣作りする場所を探していたのかな?
こちらは刺されないように気をつけました。
飛び続けてなかなかとまってくれなかったこの大型のハチ。
画像検索してみると、コンボウアメバチの一種のようです。
コンボウアメバチはクスサンなどの蛹に寄生するそう。
寄生といえば・・イラガに寄生するイラガセイボウという
美しいハチを今年こそは見てみたいものです。
タイムの花にはむくむくのアブカップルがいて
葉先には堂々たる体躯のオオイシアブが獲物を狙っていました。
日向では暑いほど!飛ぶ虫たちが多く観察が楽しい♪
ついつい目移りしてしまいます。
近所を散策中、かなり前を歩いていたミケさんが
ぴたりと立ちどまりました。
前から可愛らしいシーズーがやってきていたので
どうするのかな~と見ていると・・・
急に方向転換!
首輪をしていますがなかなか野性味たっぷり、機敏です。
見てたの・・・という顔なのかな?
しばらく呆然としていましたが、気を取り直して出かけてゆきました。
松葉菊の葉の茂みをよく見れば2匹のニホンカナヘビ
ニホントカゲはピンクの舌を出しながら道を横断。
ほとんど散ってしまったユキヤナギの枝にはナミテントウたちが
たくさん集まっていました。
今年のゴールデンウィークもカレンダーどおり。
遠出はせずのんびり歩く普段とかわらない毎日です。