Mさんはまばゆいばかりの春の光景を描かれました。
「春の訪れ」 水彩画 F6
河津桜でしょうか、濃いピンクの花の下には黄色いじゅうたん。
桜と菜の花畑から、喜んで飛び回る蜂たちの羽音が聞こえてきそうです。
青空を映す小川をはさんだ向こう岸にも桜並木が続く光景は平和そのもの。
実際の風景から練り直された色と構図で奥行きと広がりが増しました。
近づいてみました。
やわらかい色と色をにじませ、花の密度を感じさせる表情豊かな染みが
できるように水の量をコントロールしながら筆致を工夫しました。
水彩らしい透明感と瑞々しさがありながら濃厚な味わいもある画面には
Mさんの感じた春の喜びと生気があふれ、見ていると元気をもらえます。
新しいことに挑戦し続けるMさん。次の作品も楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに制作順に掲載されています。
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