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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Uさんの新作水彩画

2013年07月21日 | 教室風景

Uさんは大豊作だったお庭の初夏の実りを描かれました。



「美  味」     水彩画   F6

みずみずしくおいしそうなビックリグミがたわわに実っています。
まわりにふんわりと入れられた暗緑色が奥行きと、重なり合う
枝葉の多さを感じさせます。水を多く使ったやわらかく透明感のある
表現と彩度をおさえた趣のある色合いに心安らぐ美しい作品です。

近づいてみました。



薄い葉、しなやかな枝、張りきった実。それぞれの質感を説明
しすぎることなく、みるものに感じさせる変化に富んだ表現です。
使用している紙の性質を掴んだうえで、水に泳ぐ絵の具の粒子を
自在に操りその味わいを楽しんでおられるのが作品から伝わってきます。


水彩画の表現方法に磨きがかかり、現在も挑戦し続けている
Uさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のUさんのページに制作年代順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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7月最後の教室

2013年07月20日 | 教室風景

7月最後の教室は朝から強い日差しが照りつけましたが
風が涼しいのでまるで高原にいるようでした。



夏休み直前ということもあってたくさんのメンバーが参加され
とてもにぎやか♪
テーマはそれぞれの日本画、水彩画を制作される皆さんの
熱意があつまって教室は活気に満ちていました。



午前中にUさんの水彩画作品を撮影しました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに☆

これから8月31日まで教室が使用不可のため
長いお休みに入ります。次回の教室日は9月2日(月)です。
HP「上郷の森 日本画教室」カレンダーに詳しい予定が
掲載されておりますので、ご見学等お考えの方はぜひ
そちらをご覧ください。


朝のうちは清々しく、あまり汗をかかずに散策できました。
なのでいつもはあまり行かないミズキの谷のほうへ行ってみると



水辺に大きなトンボがいました。
一瞬オニヤンマかと思いましたが眼は離れているし
とまり方も違うのでサナエトンボのようです。
コオニヤンマなのかな~?



水辺の木を見上げればややくたびれたクロアゲハ



水辺にはたくさんのコシロカネグモの巣があって
クモも巣もキラキラ輝いていました。

水中にたくさんいたのはウシガエルの幼体
皆敏感なのに、このカエルだけはボーっとしていました。



クロスジギンヤンマはもう姿を消し、このオオシオカラトンボや
コシアキトンボが縄張り争いを繰り広げていました。

次にこの森を訪れるのは40日後。いつも我慢できずに
夏休み中にも行くのですが今年は残念ながら無理そう。
9月の森はどのように変化しているのでしょうか、楽しみです。


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青空さんぽ

2013年07月19日 | 散歩

前日の雨模様から一転、次の朝には
青い空と白い雲が広がっていました。



むわ~んと緑の香りがします。夏ですね!

川沿いをゆくと、はるか下の水面に違和感のある
白いものが浮かんでいたので撮影しておきました。



拡大してみたら、鳥の羽の上で休むシオカラトンボの
カップルが映っていました。
右側がメスでしょうが、いつも見るものよりも黄色くない
ので不思議に思いました。



優雅なハグロトンボもまだまだ元気♪

小さな公園に着くと、数本あるクヌギの木に向かいました。



どのクヌギにも見られたのはカナブンの仲間のみ。
以前のようにゴマダラチョウとか来ないかな~?

違う木には白くて大きな迫力ある蛾がいました。
帰宅してから調べてみると、名前はカシワマイマイガ。
私ははじめましてでしたが普通種なのだそうです。
蛾が苦手な方はお気をつけください☆

    :
    :



足先や頭部にある朱色に翅色。みればみるほど美しくて、
カプチーノの泡に絵を描いたラテ・アートを思い浮かべました。
腹側は一面足先のような淡い朱色が広がっているそうです!

30分ほどしか歩いていないのに汗がながれてきました。



キキョウにはセセリが♪



オニユリでしょうか、夏らしい百合が満開になっていました。

9時を回るともう暑くて口があいてしまいます。
これからの散歩は早朝にきりかえようかな?


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雨の中カイツブリに会う

2013年07月18日 | 生き物

夕方時間ができたので、急ぎ公園に出かけると
大粒の雨が降ってきました。
すぐやむかな~と思っていたらやがて本降りに。



ミズキの実が色づき始めていました♪

晴れていたら野鳥好きのカメラマンでにぎわう公園ですが
当然のことながらまったく人がいない・・・。
K-rくんを守りながら池周りを歩くことにしました。

楽しみにしていたのは20日ほど前に出会った
カイツブリのヒナたちの成長ぶり!



そのとき確認できたヒナは4羽、まだお母さんの背中を狙う
こんなちびっ子たちでしたが・・・



見当たらない・・。
いよいよ激しくなってきた雨にシオカラトンボも活動休止。

普段は機敏なイチモンジセセリも
ヤブカラシの上で待機中。

池をひとまわりしても会えずあきらめかけた頃



ピヨッピヨッピヨッ・・・
ジュズダマの茂みからヒナが元気よく飛び出してきました!

カルガモにかなり近づいたところで、親鳥が間に入るように
泳いできました。カルガモと並ぶとカイツブリの小ささが
際立ちますね。



嘴は赤くまだまだ幼さが残りますが、20日前より黒い部分が減り
体もふたまわりは大きくなって潜水も上手になっていました。
茂みから他のヒナの声がしていましたが、観察できたのは
この一羽だけでした。
雨の中、蚊にさされながら粘った甲斐がありました~♪



ウシガエルの歌を聴きながらオシロイバナの香りをかいで
すっかり夏休み気分になった夕暮れでした。


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夏の草原の小さな生き物たち

2013年07月17日 | 生き物

地面が見えないほど植物が生い茂った草原をゆくと

クズのツルが足に絡まって転びそうになりました。

7月に入ってからここで一番多く見られる蝶は



ジャノメチョウです。白っぽくて大きいこちらはメス。
優雅にふわふわと舞いますが、まるでハンミョウのように
近づいた距離だけ逃げるのでなかなか近寄らせてくれません。



メスよりもやや小さくずっと数が多い黒っぽいオス。
青紫の斑点が綺麗です♪



そっと葉裏に隠れるキリギリス類の幼虫は半透明



ササグモのお母さんは卵を必死に守っていました。



この夏なんども出会っているのがフクログモの仲間
お腹がパンパンですね。ヤマトコマチグモなのでしょうか?

咬まれたら大変なのでおそるおそるの観察です。



ススキの原やヨシ原にしかいないと思っていたのに
クワの実の時期、食べようと下にもぐりこんだら・・いました!
目の前にいるこのクモはムエタイの選手のような動きをして
こちらにせまってくるので早々に退散しました。

画像を見ているとすぐにでも森へ出かけたくなります。



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Aさんの日本画完成

2013年07月16日 | 教室風景

Aさんは旅先で出会った光景を描かれました。

「コキア」    日本画   F8

色鮮やかに紅葉したコキアがどこまでも連なり、その向こうには
懐かしい風情の民家が見えます。コキアは秋の光に透けて
輝き、それぞれの株が個性的でのびやかな表情を持っています。
作者の情熱とこの光景を前にした幸福感が伝わってくる作品です。

近づいてみました。



根気強く重ねた細やかな筆致がコキアに量感といのちを
あたえています。民家や木々にも同様の愛情が注がれ
臨場感あふれる表現となり味わいと見ごたえがあります。
いつにもまして光と風と奥行きを感じさせる仕上がりとなりました。

Aさんの作品はどれも華やかで躍動感にあふれているのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。


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7月はじめの黒っぽい蝶たち

2013年07月15日 | 生き物

先日歩いた横浜自然観察の森では短時間で
たくさんの黒っぽい蝶に出会えました。
5月以来の種類の多さです。



カラスザンショウを見上げていたら高いところで
カラスアゲハらしき黒いアゲハが産卵していました♪



翅を休めるモンキアゲハにも会えました。



久々のイチモンジチョウには2度



コミスジには3度ほど会えました♪
梅雨の時期にはほとんど見かけなかったのに
いっせいに羽化したかのような賑わいです。



黒っぽい装いだと暑いのか、このダイミョウセセリのように
木陰でじっとするチョウたちも。



アオスジアゲハもひと休み。
葉の間からそっとこちらをうかがっています♪



あっ青い!と思って追いかけたチョウは
ウラギンシジミのメスでした。

このほかにもクロアゲハにモンシロチョウにキチョウ、
ジャノメチョウにヒメウラナミジャノメにヒカゲチョウ、
サトキマダラヒカゲにおそらくアカタテハ、ベニシジミに
ルリシジミ、・・・シジミチョウ類は見分けられなかった
別種もいるかもしれません。

森の豊かさにあらためて感動!
いつまでもこの素晴らしい環境が変わりませんようにと
願わずにはいられませんでした。


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Hさんの新作日本画

2013年07月14日 | 教室風景

Hさんは長年親しんできた場所を描かれました。



「成願寺と鶴見大学会館」   日本画   P10

歴史あるお寺越しに現代の象徴のようなドームを頂く建造物
が見えます。黄金を思わせるあたたかい遠景と、涼やかな
寒色系でまとめた近景の対比がより世界をわけているよう。
昔と今が交差する、どこか不思議な味わいを持つ優雅な作品です。

近づいてみました。



馴染み深い場所ながら足繁くスケッチに通われ、建物の構造を探り
新しい発見と観察に努めました。その上で実物の持つ色姿をそのまま
再現するのではなく、ご自身の物語世界に必要な色と形に置き換え
力強い実感がありながらも夢のある作品を完成されました。

ますます岩絵の具の発色がよく、堅牢な表現となってきました。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらも
ご覧ください。


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7月三回目の教室

2013年07月13日 | 教室風景

7月3回目の教室日は猛烈な暑さで
皆さん汗を拭き吹きいらっしゃいました。



空調効果もあいまって絵の具の乾きが早く定着もよいので
気持ちよく制作することができました。



夏休みを目前に、日本画が2点完成!
午前中はHさん、午後にはAさんの作品を撮影しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

朝、森を20分も歩かないうちに汗が流れてきました。
どんどん体が重くなり、いつにも増してゆっくり行くと



青空にショウジョウトンボ!夏らしい光景です。

それにしても暑い・・。いよいよ頭も痛くなってきたので
日陰の道を選んでいくと、突然大きな鳥たちが飛び立ちました。

大騒ぎだったのでコジュケイだろうと思い目で追うと



アオゲラでした!

木の根元付近にまとまっていたようで



このあともう一羽も同じ木に飛び移りました。
アオゲラが3羽まとまっているなど見たことがありませんが
家族なのでしょうか?
巣があるのかも、とも思いましたがすぐに皆飛び去ってしまったので
よくわかりませんでした。



日差しの強さにうなだれていると、小さなハエのようなものが
私が一歩踏み出すたび40cmほど離れていくのに気がつきました。
もしかしてハンミョウ?と嬉しくなり撮影し拡大してみると
家の庭にいたのと同じタイプ、トウキョウヒメハンミョウの
ようでした。背中の班の出方にかなり個体差があります。
脚先が緑色に光っているのが印象的でした。



いつも通る道にこんな注意書きが出現していました。
やっぱりいるんですね!

この森ではシマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシに
それぞれ数回会ったことがありますが、ジムグリと
このマムシには幼蛇に一度会ったきり。
ものすご~く会いたい憧れの蛇が7月4日にこんな場所で♪

私が長靴をはくのはマダニ類対策というのが一番ですが
マムシにいつ会ってもよいように願いを込めてもいるのです。

7月のお教室はあと一回。
そのあと長~い夏休みが始まります。


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夏の紫色

2013年07月12日 | 散歩

ハグロトンボのオスに何度も会えた日は
朝から気温が高く汗がふきだして、頭は朦朧としました。



小さな公園の小川にもハグロトンボ
出現したての頃に比べたら警戒しなくなったのかと思ったら・・
翅が半分欠けていてあまり上手に飛べないようです。



ツマグロヒョウモンのオスもキバナコスモスの蜜に夢中で
かなり近づかせてくれました。



素晴らしい色のアーティチョークには小さな蜂

あたりを見回すとさまざまな紫色がきらめいていて



今の時期にぴったりなキキョウの花や



モンシロチョウが群れるアルカネット



満開を過ぎてもふんわりいい香りを漂わせているラベンダー

紫色好きとしては幸せな光景が広がっていました。



キタテハもラベンダーにうっとり♪

数年前のちょうど今頃、家族で行った北海道旅行で
素晴らしいラベンダー畑に感激したっけ・・。
紫色にかすむこの花を見るたび、まだ元気だった父の笑顔と
楽しかった日々を思い出して懐かしく、やはり寂しくなるのです。


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