教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

冬支度の森で小さな生き物に出会う

2015年11月22日 | 自然

40日ぶりに大好きな森に行くと、風景が一変していました。


静かな森はよい香りと美しい色に満ちて


放心して佇むことしばし・・・
根っこが生えたように立って落葉のじゅうたんをぼんやり眺めていたら


ふわり。
オオアオイトトンボが触角の長い羽虫を捕まえたところが見えました。

みな眠りについて昆虫には会えないだろうな~と思っていましたが
俄然元気になって周りをみまわすと


適当に拾った落葉にカメムシ
越冬準備に入っていたのでしょう、すぐ温かいお布団に戻しました。


ベンチには赤味の強いカメムシが。
色は違いますが先ほど見たのと同じセアカツノカメムシのオスのようです。

確かこのカメムシはこの夏に訪れたとき出会っており

同じくセアカツノカメムシのオス
真夏はこ~んな派手な色あいだったのです。
冬ごもり直前、すっかり落葉色になっていて違うカメムシかと思いました。


日当たりのよい場所に多かったバッタはミヤマフキバッタかな?


ハタハタ・・・ハタハタ・・・と落葉のように舞っていたフユシャク
画像で検索するとウスモンフユシャクに似ていました。

初めてフユシャクを見た数年前の冬、こんな時期に毒蛾?と警戒しましたが
見慣れた今はこの蛾と出会えばすっかり冬ね~と実感する儚げな生き物。

日がかげった瞬間、華やかだった森の彩りは冬色に変貌・・。
ぞくっと寒気がやってきて自分は冬支度をしていないことに気がつきました。

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