教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

カエルにヘビ☆森奥に生きる

2019年07月17日 | 生き物

ツチアケビに会えた森で探していたのはカエルとヘビでした。
街中ではなかなか会えない生き物たちです。


よかった、まだモリアオガエルの卵のうがありました。
10㎝ほどの塊の中には2.6㎜大の卵が300-800個入っているそう。
毎年、梅雨どきに産卵行動を観察するのを楽しみにしていたのですが
今年はタイミングを逃しただろうと思っていました。

カエル合戦は見れなかったけれど発生の進んだものがちらほら。


無事おたまじゃくしとなって、あとは池に落ちるばかり。
樹上に産み付けられた卵は1-2週間でオタマジャクシに成長。
水の中にはイモリや肉食の水生昆虫など敵がうようよいます。

水面で大きな揺らぎが見え、カエルがいるのは確実!
まだメスを待つオスたちがいるようで探すのに熱が入りました。


樹上に発見~!モリアオガエルは大きいな♪

水中ばかりを見ていたけれど周りをあらためて見直すと


つかまろうと思った木にアオダイショウが!


全長120㎝くらい、魅惑的な生き物です。


気を付けて!
モリアオガエルの眼の虹彩は赤っぽく、とても似ているシュレーゲル
アオガエルの虹彩は金色。森のカエルらしく大きな吸盤を持っています♪

聞きなれない、切迫したような小鳥のさえずりがして
声の主を探すと


高いところに。ヒタキの仲間・・エゾビタキあたりでしょうか?
小鳥の視線の先には


さきほどのアオダイショウがいました。
きっと近くに小鳥の巣があって威嚇の声をあげていたのでしょう。
カエルは跳んで逃げることができるけれど卵やヒナは無理。。

水辺には獲物が多いようで


黒っぽいアオダイショウもいました。
ここにはヤマカガシもいましたが撮り損ねました。

ヘビが見られるのは森が豊かな証拠、会うたび嬉しくなります。
卵を産むのは盛夏。小鳥やカエルたちとの攻防がこれからも見られそうです。

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