Iさんの日本画作品を二点続けてご紹介いたします。
「ヤブラン」 日本画 F4
揉んだ後、墨で調子をつけた和紙に三種の親和箔をおして
再び揉み墨色が散る地をつくりました。リンドウを洗い流し
描き直したヤブランは納得のいく華麗な作品となりました。
「ヤブラン」 日本画 F4
揉んだ後、墨で調子をつけた和紙に三種の親和箔をおして
再び揉み墨色が散る地をつくりました。リンドウを洗い流し
描き直したヤブランは納得のいく華麗な作品となりました。
近づいてみました。
箔の間からのぞく墨の黒が画面に動きをもたらしています。
パール絵具を用いた葉の輝きがやさしく背景と響き合い
庭にひっそり咲く花を発見した弾む心が明るく表現されています。
2点目です。
「みやび」 日本画 27x9cm
年輪の美しい表情豊かな銘木に色とりどりの扇を配しました。
木の個性に負けないよう、図柄を盛り上げ金銀の箔を押しました。
木目の美しさを活かした雅やかなデザインで見応えがあります。
初めて用いた黒箔の扱いづらさに驚きつつ墨、水干、岩絵具と
様々な黒を使い分けました。大胆かつ細やかに箔がおされた扇は
様々な黒を使い分けました。大胆かつ細やかに箔がおされた扇は
力強く豪華絢爛。あたたかみある味わい深い作品となりました。
新しい画材に果敢に取り組み前進し続けるIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。