教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

楽園の朝

2010年03月15日 | 自然
森の家へ行くのに車をつかっていますが
運転はあまり好きではなく
また運転に不向きなことを自覚してもいるので
目的地へ無事辿り着いたことに毎回ほっとしています。



そんなストレスのあと
朝早く着いた森の家まわりで
プニプニした赤ちゃんの耳たぶみたいな
キクラゲを触れば気分は最高♪



ヒヨドリだって自宅近くのものより野性的に見えたりして
なんでもしみじみ味わえるのです。



これ何だろう?と独り言をいいながら
絵のことを考えていたりアイディアが浮かんだり
まったく何も考えていなかったり
貴重なひとときです。



いちはやく芽吹いたこの植物は
ニワトコ。若芽を山菜として食べることもあるそうです。



ニワトコって語呂がいい、などと考えていたら
宮沢賢治の「なめとこ山の熊」を思い出しました。
なめとこ山は岩手県に実在する山だそうですが
前は常滑焼のとこなめと混同していました。

この話を久しぶりに読み返してみたらしんみり・・
父のことも思い浮かべました。
宮沢賢治は静かな山の陽だまりで
できれば岩手県で、しかも地元の人の言葉で
語ってもらうのがいいだろうとあらためて思いました。



静かに森を歩くと
賢治の物語のように
動物同士の会話が聞こえてくるような気がします。

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