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藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

練習が続かない

2015年02月21日 | ピアノレッスン
小3女の子のお母様からのご相談。
『ピアノが好きなのは伝わってくるのですが、練習が続きません』
べつの小4女の子は、以前からチャレンジしたがっていたピアノコンクール直前だというのに、
これまた練習が続かない。
やっぱりお母様はため息交じりに悩み顔。
同じ状況が当てはまる方は、世の中に沢山いらっしゃる事と思います。
それだけ「よくある」ご相談です。

好きなら、ピアノをやりたいなら、上手になりたいなら、
毎日ピアノに向かってしっかり練習してほしい。
親とピアノの先生のまっとうな願いです。

けれど本人に練習しなさいと言い続けても、
日に日に家庭の空気は悪くなり、揚げ句の果ては親子喧嘩に。
じゃあ習うのをやめたら…と言うと、やめたくない!ピアノ好きだもん!!
意欲が行動に結びつかずに、こんな調子で堂々巡り。。。

これはまわりの大人が考えている以上に、子供の精神年齢が幼いとしか考えられません。
例えて言えば、オムツのとれていない子供のオムツを無理にはずして、
お漏らししちゃいけません!!と言っているようなもの。
叱ろうがなだめようが、練習を自主的に毎日するということができるほどに、
まだ心が育っていないのです。

「出来たら・やったらご褒美シールをはる」という手段があります。
幼稚園の子供は、この方法で嬉々として頑張りますし、
その様子をまだ子供だね~~~と微笑ましく見守ることもできます。
小学中学年ともなると、もうシールは通用しませんが、
心の成長が遅いタイプの子には、本人の自主性を毎日サポートする仕掛けが必要なのかもしれません。

小3の女の子に
「じゃあ、毎日一生懸命練習できたら、何かご褒美を作ろうか!何がいい?」と持ちかけました。
その答えは「ママといっぱい遊びたい!」
何かを買ってほしいとか、どこかへ連れていってほしいとかではなく、こんな答えが返ってきました。
毎日忙しいママを独り占めして、満足できるまで遊びたいのだそうです。
カワイイ!!!(けれどやっぱり、こういう精神年齢なのです~汗)

小4の女の子は、毎日の練習内容を夜先生にメールする、という約束にしました。
(なにせコンクールは来週末に迫っていますから、今ががんばり時です。)
1人で頑張れないのですから、誰かと一緒に頑張っているという実感~伴走者~が必要なのでしょう。

大人が考えている以上に幼いからカワイイ、
幼いからまだまだ一緒にしてあげられることが沢山ある。
子供が自立を始めると、親や先生の出る幕はどんどん減っていきます。
ある意味、それはちょっぴり寂しいかも。
だからこそ今を大切に、愛おしんで。