新潟カウンセリング研修センター

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目に浮かぶ懐かしき風景

2013-09-13 11:17:14 | 私の声
 親しい方に木の実をいただいた。長い柄の先に紅色の丸い実を付けた、山帽子・山法師の実だった。我が家の庭の山法師・山法師も、いずれは花が咲き、このような実をつけるであろう。山野に自生している高木だから、庭木や街路樹のハナミズキの花が咲き終える頃に、遠くに白色の花を眺めたものだった。たくさんの雑木の中に、まるで白い帽子をかぶって佇んでいるように、私には見えた。いっぱい付けたであろう実は、木の根本に落ち人の手の平に載ることはなかったと思える。実は食用になると知ってはいたが、手にもって目の前にすることは、これまでなかった。今は味わってみたくもありつつ、愛でている。ヤマグワという別名のように、その実には桑の実のような小さな突起がいっぱいある。山帽子・山法師のある山の風景が、鮮やかに蘇ってきた。