サッカー日誌 / 2011年07月06日


米国パワーのど迫力にびっくり


女子ワールドカップ観戦日誌(9)

7月2日(土) <C組>
米国 3対0 コロンビア(18:00 ジンスハイム)
スウェーデン 1対0 北朝鮮(14:00 アウグスブルク)

★最新のジンスハイム競技場
 ジンスハイムの町は日本ではあまり知られていない。特急の停まるマンハイムから支線に乗り換えて約1時間。人口3万5千人。科学技術の町だそうだ。
 ここに最新のサッカー専用競技場がある。バックスタンドとゴール裏は一層建てで1階と2階の区別はないが、メーンスタンドは4層になっていて、2層目と3層目が全面、透明なフェンスのボックスシートのである。ボックス席の後ろの部屋には応接セットやバーを設け、社交を楽しみながら試合を見る。スポンサーが契約していて接待などに使うのではないかと想像した。
 ボックスシートのある競技場は多くなっているが、メーンスタンドのほとんど全部がアクリル・ガラス張りになっているのは初めて見た。
 ボックスシートの下、1層目が記者席になっていた。

★がっしりと鍛えられ速い米国
 多くの競技場では、記者席はメーンスタンドの最上段、天井桟敷である。フィールドを見下ろして全体の動きを見るにはいいが、一人一人の動きは、双眼鏡で見るほかはない。
 ところが、ジンスハイムの記者席はスタンドの最前列。その最前列の席を割り当てられたのでタッチラインまで10㍍ほどしかない。目の前を米国のプレーヤーが疾風のように走り抜ける。その迫力がすごかった。
 米国のプレーヤーは大きく見える。特別に大型選手を揃えているわけではない。トップのワムバッハが1㍍81で最長身。ほかに先発メンバーに1㍍70台がゴールキーパーを含めて3人。あとは1㍍60台。しかし、全員がよく鍛えられていて、がっしりしている。しかも速い。疾走速度が速いだけでなく、チャンスと見たときの走り出しが速い。走りながらパスをつないで組み立てる。

★米国とスウェーデンが進出
 キックが力強い。低いライナーで渡るパスのボールのスピードが速い。守りは体をぶつけるように激しく寄せる。
 コロンビアは体格中型で技巧派を揃えている。よくがんばって守ったのだが、米国の桁外れのパワーには抗しがたく、27本のシュートを浴びて完敗した。コロンビアのシュート数は12本だった。
 米国のプレーヤーは技術もあり、経験もある。十分なトレーニングをして参加している。最初から飛ばし過ぎているようにも思えるが、今のところ、断然の優勝候補である
 米国は2連勝でベスト8進出が決定。スウェーデンも北朝鮮を破って準々決勝進出がきまった。北朝鮮は大型のスウェーデン、パワーの米国と同じC組。チームプレーとがんばりで対抗できたのは2試合とも前半だけだった。


ジンスハイム競技場の記者席。上部がボックスシート。



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