人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

馬場島~剱岳~五色ケ原~黒部ダム(2日目)

2015年07月26日 | 北アルプス
朝起きるとすばらしい天気!


キャンプ場にも陽が昇る。


剱岳に登る人たちは3時くらいから動き出していたが、こちらは五色ケ原までの行程なので7時出発。

大谷さんは室堂に下山予定なので、雄山を越えて一の越山荘まで付き合っていただけることになった。

キャンプ場の管理所前で待ち合わせ。

ここは富山県警山岳警備隊の派出所になっていて、6時半からの屈強な男たちのラジオ体操を見ることができた。


我々もお世話にならないように気をつけて山に登ります。

剱沢キャンプ場からまずは別山へ。
振り返って剱沢キャンプ場。


別山到着。


別山からの景色はまさに絶景!


360度の大展望。

剱岳


室堂方面


そして鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳


こちらはこれから向かうルート。


う~ん、素晴らしい天気。

別山を過ぎてまずは富士ノ折立。


ここは名前が気になって前から登りたかったところ。
まさに名前の通り富士山を見ることができた。


続いて大汝山。


ここが立山の最高峰。
眼下には黒部ダムが見える。


なかなかいいね。



ここまで来ると人の数がものすごい。
さすが立山。
しかし、本当の人混みはこの先だった。

雄山が近づいてきた。


雄山到着。


ここは人、人、人。

雄山神社とかあって富士山の山頂みたい。
なんか安っぽいなぁ。

雄山の山頂に登るには500円の拝観料を払わないといけないらしい。


拝観料を払えば山頂でお祓いをしてもらえるので興味のある方はどうぞ。


雄山から一ノ越山荘までの下りも人、人、人。




とにかく数珠繋ぎのように人が登ってくる。

子供連れもたくさんいるので気をつけて下りる。

一ノ越山荘到着。


大谷さんとはここでお別れ。


ここまでの道中楽しかったです。
ありがとうございました!

一ノ越山荘から五色ケ原までのコースに入ると一気に人が少なくなる。

ここからは高山植物も撮りながら進む。

クルマユリ


ハクサンフウロ


ミヤマキンバイの群落と雄山


こういう山と高山植物のコントラストの写真が好き。

チングルマ


タカネツメクサ


最後はセイヨウタンポポ


あとで調べて分かったんだけど、このセイヨウタンポポは日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている環境省指定要注意外来生物らしい。

きれいだな~と思って写真を撮ったけど、駆除しておけばよかった。
最近は駆除の効果もあって数は少なくなってきたようだけど、まだこんなところに咲いていたのか。

富山大学の研究所があるピークでひと休み。


ここから仰ぎ見る雄山は雄大。


そしてこれから向かうルートもかなりステキ!


研究所の目の前にある龍王岳に登る。


名前がかなりかっこいい。
そして名前負けしてないこの山容。


この先かなりアップダウンがあってけっこうきつい。
景色もいいけど直射日光がきつい。

鬼岳から獅子岳にかけては雪渓のトラバース。




東北だと登山道にはほとんど雪が残ってないけど、北アルプスは標高が高いのもあってか雪の量がすごい。

獅子岳の頂上で休憩。


越えてきたピーク。


五色ケ原まであと少し。


獅子岳からは400mを一気に下る。


ザラ峠から振り返るとすごい急斜面。


この下り、登るのは絶対嫌だわ。。

ザラ峠に到着。


ここは歴史とロマンの峠と呼ばれていて、戦国武将の佐々成政が家臣を連れて厳冬期の北アルプスをこのザラ峠を越えて横断したそうな。
本当だったら凄すぎだろ!!

ザラ峠からの緩やかな登りを越えると目の前に突然草原が。


ここが五色ケ原で山荘まで木道が続いてる。


木道フェチにはたまらない光景。

コバイケイソウの群落。


まさに天国の道。

五色ケ原山荘到着。




山荘前からの景色も絶景。


受付を済ませてキャンプ場に向かう。
本当にいいところだなぁ。

山荘から10分ほど歩いたところにキャンプ場があった。


このキャンプ場からの景色も絶景かな。
遠く水晶岳、鷲羽岳、薬師岳、そして槍ヶ岳まで丸見え。


素晴らしいキャンプサイト!
ここでオートキャンプしたい。

ツェルトを張って酒を冷やして宴会準備完了。




今日はとっておきのソーセージを残しておいたので、ビールと一緒にカリカリに焼いて食べてやる。

くぅ~、うまい、うますぎる。


ビールは冷たいしソーセージもうますぎる。

まさに1人オクトーバーフェストin五色ケ原。
BGMにはジャズを選んでまさに雲上の楽園。

ワインも飲んじゃう。


周りの楽しそうなパーティーを見ているとなかなか寂しいものがあるが、酒がうまけりゃなんでもいいのだ。

さすがにワインと梅酒を空けたらかなり酔ってしまって、気づかないうちにツェルトに入って寝ていた。

結局ご飯を食べた記憶がないのだが、朝起きたらちゃんとご飯を炊いて食べていたみたい笑