ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




真砂坂上の長屋。文京区本郷4-9。1989(平成1)年5月5日(3枚とも)

当ブログ前回「比田井設計事務所」の1枚目の写真右に写っている長屋。写真右端の「伸寿司」のビルが春日通りとの交差点に面している。現在、東富坂を上っていくと坂上の北側に大きなマンションが聳えているが、写真はそこの旧態である。



1枚目の写真で左手へ数軒先の並び。家の前に藤の木があるのが住宅地図で「富士コーポ」となっている家。本郷4-9


春日通りから鐙坂への道路から横へ少し入ったところにあった洋風の民家。壁は銅板かトタンを打ち出して石積風にしたものらしい。本郷4-12

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比田井設計事務所。文京区本郷4-14。1988(昭和63)年10月16日

写真手前の草むらは春日通りの中央分離帯で、東富坂を上りきったあたり。信号は真砂坂交差点で真砂坂というのは東富坂の別名。
写真左の2階建て洋風の家が、住宅地図に「比田井設計事務所」となっている建物。『日本近代建築総覧』に「比田井貢邸(比田井病院)、文京区本郷4-14-13、S3、木2、取壊し」がある。昔の航空写真を見ると写真の家の右(南)、春日通りに面して三角形の敷地に建物が3棟建っていたようだ。春日通りの拡幅に伴って取り壊されたのだろう。




上:1988(昭和63)年1月30日
左:1986(昭和61)年5月

上の写真で右奥へいくと鐙坂で菊坂へ通じている。
正面から見ると玄関両脇に円柱の飾りがあり、縦長の窓、石張り風の外壁など洋館の医院という感じは伝わる。医院の住宅のほうだったかもしれない。

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