ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




比田井設計事務所。文京区本郷4-14。1988(昭和63)年10月16日

写真手前の草むらは春日通りの中央分離帯で、東富坂を上りきったあたり。信号は真砂坂交差点で真砂坂というのは東富坂の別名。
写真左の2階建て洋風の家が、住宅地図に「比田井設計事務所」となっている建物。『日本近代建築総覧』に「比田井貢邸(比田井病院)、文京区本郷4-14-13、S3、木2、取壊し」がある。昔の航空写真を見ると写真の家の右(南)、春日通りに面して三角形の敷地に建物が3棟建っていたようだ。春日通りの拡幅に伴って取り壊されたのだろう。




上:1988(昭和63)年1月30日
左:1986(昭和61)年5月

上の写真で右奥へいくと鐙坂で菊坂へ通じている。
正面から見ると玄関両脇に円柱の飾りがあり、縦長の窓、石張り風の外壁など洋館の医院という感じは伝わる。医院の住宅のほうだったかもしれない。

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