ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




2階建て二軒長屋。墨田区京島3-34。2013(平成25)年2月10日(5枚とも)

当ブログ前回では路地の東側を見たが、今回はその向かい側にある長屋群。上の写真の家は2階建て1戸建ての住宅のように見えて、長屋とは言えないかもしれないが、2戸分の集合住宅。正面は玄関が左右両端にあり、左右対称の間取りなのかもしれない。
下写真は上の2階建ての長屋と向かい合っている平屋の四軒長屋。


四軒長屋。京島3-35



四軒長屋。京島3-35

2枚目写真の長屋と背中合わせに建っている、やはり四軒長屋で、その路地に沿った側面。2枚目の長屋の側面もこれとほぼ同じである。写真奥にも同じような形の長屋が見えている。その正面が下の写真。3棟の平屋の長屋が並んで平行に置かれている。各長屋の寸法は微妙に異なるようだが、ほぼ同じ大きさで、水色に塗ったトタンの波板で壁と屋根を葺いているのが共通している。家主が同じなのかと思わせる。
大震災後、農村だったこの辺りにも各種、大小の工場が進出してきて、そこで働く工員の住居となる長屋が大量に造られた。水色トタンの長屋はそういった工場労働者向けの長屋として建てられたのだろう。造りが一般的な木造長屋よりも簡単で、よく今まで持っていると思う。


四軒長屋。京島3-35



路地に正面を向けている三軒長屋。京島3-35

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