ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




文唱堂倉庫。千代田区神田佐久間町3-14。1989(平成元)年10月8日

神田川の和泉橋から東の美倉橋までの北の沿岸は「神田佐久間河岸」という町名で、その河岸と総武線の高架の間の通りが写真の右手前から左への道路。
「レンガ倉庫」は文唱堂印刷という会社が倉庫として使っている。文唱堂は近くに本社ビルがあり、1927(昭和2)年に創業された歴史のある会社。写真では壁がレンガ色ではないので、塗装されているのかと思っていたが、『雅万歩>秋葉原』に「外側は煉瓦を積んだ土が滲みだし、赤い煉瓦が黄色くなっている」とある。写真では全面が滲みだした土で覆われた状態なのかもしれない。レンガ倉庫といえば普通は明治期の建物か、と想像がいくのだが、どんなものだろう?
倉庫は2017年に取り壊されて、2018年6月に「The akiba mix r+s」という5階建てのビルに替わった。つい最近まで残っていたわけだ。そのビルの1階のホームベース型の窓とアーチの出入り口はレンガ倉庫の記憶なのだろうか。

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