ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




水産仲卸業者売場新店舗。中央区築地5-2。2017(平成29)年7月15日

1935(昭和10)年の開業から2018(平成30)に豊洲に移転するまで使い続けてきた「水産仲卸業者売場」は、大屋根の外観しか目に入らないが、築地市場を代表する建物だ。その扇形平面の内側に仲卸業者売場が増設されたのが1964(昭和39)年。屋上を駐車場にした2層の建物である。
『築地市場』(福地享子+築地魚市場銀鱗会著、朝日新聞社、2700円+税)に、「1964(昭和39)年|9月30日/築地本場水産物部仲買人店舗(新店舗)の増築完成」「1965(昭和40)年|1月1日/築地本場水産物部屋上駐車場使用開始」「2月11日/東京都中央卸売市場開設30周年記念式典開催」とある。ちなみに1964(昭和39)年10月10日が東京オリンピックの開会式だった。
上の写真は新店舗の内側に設置された連絡通路から撮った。「日本丸太」は第七大通路に向いている。屋上駐車場への階段は第四大通路の辺り。



左:新店舗(第二大通路)、2017(平成29)年7月15日
右:屋上駐車場。2018(平成30)年2月17日

新店舗の屋上駐車場には小屋のようなものが縦に並んでいる。明り取りの窓だ。屋上駐車場の写真はちゃんと撮っていなかった。上右の写真の手前は青果仲卸業者売場の屋上駐車場からの連絡橋で、左奥に明り取り窓の囲いが写っている。明り取りを内側から撮った画像はストリートビューで見ることができる。

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