ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:堀口商店。中央区日本橋堀留町1-6。2007(平成19)年3月26日
右:バーバーフジ。日本橋堀留町1-6。1987(昭和62)年9月6日

堀口商店は堀留児童公園の東に南北に通っている通りに、バーバーフジだった建物は堀口商店の通りの1本東の通りにある。両建物の横の路地はそれらの通りを結んでいる。同じ路地の、通りに出る角に両建物がある、という位置関係だ。
堀口商店は梱包材料や段ボールを扱う店。見た通りの戦前築の出桁造りの商家。
バーバーフジは2003年に撮った写真では「ゆず」という焼き鳥の居酒屋と2階が「ちび太」というやはり居酒屋。それがいつのまにか今の「こま吉」という焼き鳥の居酒屋に、その後ろ、路地に向いたところに「キハ」という「鉄道好きの缶詰バー」が2006年12月に開店した。建物は洋風の看板建築だが、横を見ると大震災復興期の建物ではなく、戦後に建て直されているようにも思える。あるいは改修されてのことかもしれない。
路地の中に「出世稲荷神社」と「岩代稲荷神社」があって、たまにテレビで紹介される。バーバーフジの横に赤い幟と「出世稲荷の由来」が見える。二つの神社の社は共通でひとつ。路地に面してあってもよさそうなのに、ビルの奥にある。昔からある場所にこだわったのだろう。昭和30年頃の火保図ではバーバーフジの通りに「楽屋湯」という銭湯があって、その後ろに神社のマーク書かれている。



沖村商店。日本橋堀留町1-1。1985(昭和60)年4月28日

堀留児童公園の南の通りと、公園の東の通りとの交差点の角にあった商家。戦前まで東堀留川の河岸地で、倉庫が並んでいたところだ。沖村商店の建物は外観から見て戦後に建てられたものだろうか。現在は「ARAIビル」(1998年3月築、5階建)に建て替わっている。

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