ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




旧石川酒店。足立区千住大川町24。2012(平成24年)1月15日

前の通りは大正通り。大正通りは荒川土手の下の氷川神社のところからまっすぐ南に延びている。写真は氷川神社からすこし南にいった辺り。写真右のそばやは「いづみや」で、建物は「嶋田荘」。出桁造りの家は「石川酒店」だった。裏に住居があったと思われるが、アパートに建て替えたらしい。
大正通りは、大正天皇の即位の大典を記念して、千住町の有志が通したもの。西掃部堀という排水路を埋め立てて造った。幅7.2m、延長1084mである。1916(大正5)年6月に着手、9月に完成した。荒川放水路の開削により、西掃部堀が不要になるからだが、荒川放水路の工事で出た残土を使ったのだろうか。当時は荒川放水路の工事は始まったばかりの頃なので、なんともいえない。完成時には南端の掃部堤の際に「大正記念道碑」が森鷗外の撰文で建てられた。「大正記念道」というのが当初の正式な名称だったようだ。



廃屋。千住大川町24。2012(平成24年)7月14日

石川酒店の裏手でみつけた廃屋。空き家になってかなり経つらしく、ガラス戸が壊れて風雨が吹き込んでいたり、屋根がめくれたりしている。庭付きの一戸建て住宅だろうか。

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