ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





小沢理容店。墨田区墨田5-45
2019(平成31)年3月2日

東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の鐘ヶ淵駅から北へ向かう細い通りの商店街があって、「鐘ヶ淵駅前商店街」という。周囲は空襲での焼失を免れた地区である。鐘ヶ淵通りから南は焼失した地区になり、駅前広場の辺りも焼失したようだ。
ほのぼの「B級商店街」歩き>[№69]鐘ヶ淵駅前商店街歩いた日(2012年)』には「墨田区商連の商店街リストにはないのですが、駅前の北側に「鐘ヶ淵駅前商店街」の名を掲げる古びたアーチがあって、その先に商店街らしき空間が続いています」とあるが、現在、「鐘ヶ淵駅前商店街」の表示の部分がとれてしまっている。他に商店街名の表示もなさそうなのだがいいのだろうか?

戦前築の店舗や長屋は、今はほとんどが建て替わっているわけだが、小沢理容店は建築時の面影をよく残している。『出没!アド街ック天国>墨田区鐘ヶ淵(2010年)』によると、戦後すぐの開店。頭を洗うときは「こちらへどうぞ」という形式だという。昭和40年頃まではそれが普通だったように思う。建物どころか設備の更新もないような様子だ。長年のお得意さんがいるのだろう。

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