ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





東京大学工学部13号館
文京区本郷7-3
上:2019(平成31)年4月18日
左:2007(平成19)年12月15日

工学部13号館は本郷キャンパスの北にある弥生門を入ると、右手(北)に見える建物。『日本近代建築総覧』には「東京大学電気工学実験室、建築年=昭和5(1930)年」となっている。1974(昭和49)年の住宅地図には「電気工学第一実験所」、1986(昭和61)年のそれでは「電気工学/経理部」という記載。合金の電気的性質や性能を検査するのだろうか? あるいはより基礎的なことを実験しているのだろうか? 
建物平面は正方形の角の一つを三角形に切り取った五角形の、壁面の半分が窓のない3階建ての建物を中心に、2階に増築の3階部分を乗せた棟と平屋の棟がくっついた形である。実験室とその付属棟からなると思われる。東大の建物の中では変わった外観で、興味を引かれるのだが、これという情報がないのが残念だ。現在は「電子情報工学科、電気電子工学科」などが使っているらしい。
弐號舘>東京大学工学部13号館』というサイトで取り上げられている。



13号館と工学部4号館の間を奥に入って裏側を見る。2019(平成31)年4月18日

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