ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




熱海商工会議所。静岡県熱海市渚町8。2011(平成23)年5月20日

国道135号の上り線と熱海銀座商店街が合わさる角にある古いビル。古典様式の、一目で銀行と分かる建物だ。イオニア式の柱は平面的で壁の模様のようだが、小さいビルだからこれで精一杯だろう。
近代建築レストラン散歩>熱海 近代建築さんぽ』には「かつての横浜銀行熱海支店だったよう」とあり、『あたみニュース>銀座商店街』には「1975年まで銀行として営業していた建物を利用した熱海商工会議所」とある。
横浜銀行の店舗の歴史』には、「静岡県熱海市に昭和27(1952)年 に熱海支店を開設し、20年以上にわたり営業していたが、50年に廃 止している。」とあり、どのサイトの記述も正確のようだ。
外観を見る限りでは、関東大震災後に建てた銀行建築と思われるが、それがなんという銀行だったのだろう? 静岡県を中心に展開していた地方銀行だろうか? 昭和25年の熱海の大火では、火元の直下といっていい場所である。内部は焼けたがRC造のため躯体は残ったとされているが、大火後、横浜銀行が建設した建物、ということはないだろうか?


熱海商工会議所。熱海市渚町8。2011(平成23)年5月20日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )