ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




ササヤ化粧品店。中央区築地6-5。1990(平成2)年4月7日

写真の通りは晴海通りの築地六丁目交差点から北へ入る通りで、平成25年とごく最近だが「居留地中央通り」という愛称がついた。その通りに入って100mほどのところ。屋根の反った日本家屋の壁を銅板張りにしたような変わった家は、現在は8階建ての細長いビルに替わった。その右の2軒がまだ残っている。
「マルキ/丸ナガイ倉庫」と「三井歯科クリニック」の看板が出ている家は昔の地図では、1980年代では「キッチンスズキ」、それ以前では「武井印舗」。その右は「落合板金加工所」。現在は「居酒屋中華つりきち」になっている。その右の「ササヤ化粧品店」が建物も商売もそのまま続いている。写真の袖看板では「さヽや」の表示。この銅板張り看板建築は横が三軒長屋である。下の写真の「魚秀商店」が同じ建物だ。



魚秀商店。築地6-5。1988(昭和63)年10月9日

ササヤ化粧品店の角を曲がった横丁。魚秀商店はササヤと同じ建物で、その右へしもた屋が並んでいる。写真中央右手の白いモルタル壁の家と右奥へ行った看板建築が残っているようだが、だいたいは普通の住宅に建て替わっている。

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