ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




海老新倉庫。中央区築地6-3。1988(昭和63)年10月9日

晴海通りの1本北の裏通り。撮影後30年が経つが、築地6丁目3番地は不思議と戦前のままの家が今でもまとめて残っていて、写真に写っている家も全部が残っている。写真右へいくと銭湯だった入船湯の建物までが残っている。
角から左へ看板建築の三軒長屋で、角は海老新の倉庫、中央の家は今は「とうがらし」という焼肉の店。次は二軒長屋で、右のほうが昭和25年頃の火保図では「テーラー米山」。次の白い看板建築は「安藤板金工業所」。クリーニングの看板は「美洗舎」で今も営業中。左端が横丁との角で、下の写真がその横丁。



いしい、石川時計店。築地6-3。1988(昭和63)年10月9日

写真右の看板建築の三軒長屋の横が1枚目写真の裏通りになり、写真右奥にいくと晴海通りに出る。この家並みもやはり残っている。右の三軒長屋は、右から、昭和25年頃の火保図に「林ゴムグツ店」となっている家。「谷川時計店」は同地図にもあり、今でも続いている。次が天ぷらの「いしい」。昭和25年頃の火保図では「石井竹加工」で、魚市場への買い出しに持っていく竹籠だろうか?
写真左は銅板張り看板建築の三軒長屋。今は鉄板に張り替えられてしまった。右の三軒長屋との間の路地は入船湯の横を通って裏通りへ抜ける。

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